2021年4月20日
vol.886
つばめ学院の関口です。
年度が変わりお子様が新生活をスタートさせたという方も多いのではないでしょうか。
そして、もうすぐゴールデンウィークをむかえます。
今年は家族で行楽を楽しめるチャンスも少ないとは思いますが、やはりこの時期の「学習」にも気を配りたいですね。
公立中学の多くでは「ゴールデンウィークの宿題」というものは出ないと思いますが、つばめ学院では「ゴールデンウィークの宿題」をしっかりとお配りして、お子様の学習機会を失うことがないようにしています。
どうせやるなら・・・
毎年、この時期に「まとまった宿題」を出すと生徒の多くからは嫌な顔をされます。
逆に言うならば、そういった「義務」がないと、多くの子は何もせずにこの休暇期間を過ごしてしまうということかもしれません。
「どのみちやらないといけないなら、せめて学習効果があったほうが良いよね。」と生徒には言っています。
せっかく面倒な思いをしても、それが自分の学力向上に全く貢献していなかったら、だだの「やらされ損」で終わってしまいます。
今日のブログはそうならないための、「作業効率」と「学習効率」のお話です。
ときに相反する2つの効率
「作業効率」と「学習効率」はときに相反し、放っておくと実に多くの子が「作業効率」を優先してしまいます。
まずはこのことを理解して、学習効率を上げることが大切です。
ほとんどの子は悪気なく、作業効率を優先します。逆に言えば、だからこそ根の深い問題なのかもしれません。
まず注意して欲しいポイントは「丸付け」のタイミングです。
塾の授業では1ページが終わるタイミングで丸付けをして先生のチェックを入れています。
個人で勉強する時も、1ページないしそれより細かいタイミングで丸付けをする事が良いです。
最悪なのが、「全部終わってからまとめて丸付けをする」という方法です。
そもそも、なんのための丸付けなのか。そこが大切です。
丸付け(答え合わせ)をする目的は、「自分の間違いに気づいて修正を促す」です。もちろん、自分の答えが合っていることを確認するという面もあります。
誰もが同じですが、
いまやっている事に対して、「それ違うよ」と言われればはっとします。
「え?うそ?どこが??」
という反応になります。
しかし、やってからの時間が経過すればするほど、その関心は低くなります。
30分も前にやった問題が「違う」と言われたところで、「あっそう」という話です。
だれも、その原因になんて関心は生まれません。
同じやるなら分散してやる
もう一つ大切なことが「分散」なんです。
同じ宿題であっても、まとめて一気にやるより、毎日少しずつに分けた方が学習効率は高いです。
これはなかなか素直に受け入れてもらえない事かもしれません。
ただ、非常に大切なことだし、何より「損する」のは自分自身なんですよね。
「こうした方が良いよ」と言われているのに、それを無視して損をする。
「そういうのって、端的に頭が悪いよね」と、教室ではお話をしています。勉強ができるできないではなく、「端的に頭が悪い」という表現です。
「例えばね。道を歩いて犬のウ○コが落ちてるとする。
んで、せっかく俺が”そこに犬のウ○コ落ちてるよ”って言ってるのにだよ。
そのまま進んで踏んづけちゃう人がいるわけ。
そんで、”まじかよ〜!うわ〜もう、最悪!!”とか叫ぶわけ。
これって、端的に頭が悪いじゃん。
みんな、笑って聞いてるけど、この話と一気に宿題やる話はおんなじだからね。」
生徒のみんなには、是非とも人の忠告を聞き入れられる人になって欲しいと思います。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。