まとめノートをつくろう
2021年11月16日
vol.914
つばめ学院の関口です。
和光市内の公立中学の定期試験が近づいてきています。
つばめ学院では、「学校の提出課題」を試験の1週間前に終わらせて、1週間をたっぷり試験対策に使えるよう指導しています。
今日のブログはその「1週間」の使い方として、「まとめノート作成」について書こうと思います。
まとめノートは時間の無駄?
実はこの「まとめノート」、最近はあまり受けが良くないようです。
私の手もとにある「自学の進め方」を解説した書籍でも、「家に帰ってから、学校のノートをきれいにまとめる事は意味がない」とバッサリ切り捨ててしまっています。
確かに、ただ書き直すだけには全く意味がないと私も思います。
また、「きれいにノートをまとめる」ことが目的になってしまって勉強にならないという批判が多いことも承知しております。
それでも私は「まとめノート」は有効だと考えています。
もちろん万人に有効だとは言いませんが、「何を勉強して良いか分からない」という子には有効だろうと思います。
そもそも勉強してますか?
勉強のやり方というのは、「これがベスト」というものが1つあるわけではありません。
お子さんの状況に応じて変化して当然の事です。
そこで質問です。
「そもそも、お子さんは試験前に(課題以外の)勉強をしていますか?何をすれば良いか分かっていますか?」
「学校の課題をやっておしまい」「何をやれば良いのか分からない」という子は非常に多いのです。
そういう子にとって「まとめノート」は有効です。私が有効だと考える理由として以下の3点があります。
①とりかかる時の心理的負荷が低い
②やった成果が分かりやすく見える
③最低限の学習効果が期待できる
学習効果という観点では「最低限」かもしれませんが、「何をして良いか分からない」と言って無為に時間を過ごすくらいなら、まとめノートから始めて欲しいのです。
「意味ないから」と言って何もしないのと、やってからより効率的な方法に移行するのとでは天と地ほどの差があります。
まずは「やり始める」ことが何より重要です。その一歩としての「まとめノート」は有効なんです。
勉強にとっての最大のハードルを超える
勉強にとって最も高いハードルは「勉強を始める」ということです。
「毎日、机に向かって数時間勉強する。」
それを前提に、学習効率を語ることはいくらでもできます。
しかし、ほとんどの子はそうではないはずです。
「机に向かう」という事が難しい。
そういう子にとって、「どうやって始めれば良いか」を考えたのが今日のブログです。
次回の記事では、教科ごとに具体的な「まとめノート」の作り方を解説したいと思います。
まずは「まとめノート作ってみようかな」とお子さんが思ってくれたら最高です。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。