受験のすすめ

受験のすすめ

2022年1月18日

Vol.918

 

つばめ学院の関口です。

2022年の最初のブログ更新になりました。

怒涛の冬期講習を終え、私の体力も少しずつ戻ってきました。こんな時期に年明け最初のブログです。

とはいえ、今年は「アウトプットを増やす」を目標にブログの更新頻度もしっかり上げていきたいと思っております。

 

 

受験はネガティブなイメージ?

今年も「共通テスト」が実施され、いよいよ受験本番のシーズンがやってきました。

ひょっとすると、塾が一年で一番注目される季節なのかもしれません。

 

今日のブログでは、この「受験」について前向きなイメージをもってもらえるようお話をしようと思います。

 

多くの方が「できれば避けたい」と考えているのが、この受験ではないでしょうか。

特に大学入試は制度が変わり、先行きが見えないことも多くできれば避けたいというお話を良く伺います。

「大学受験を避けるために、大学付属の中高一貫校に進学させたい」というような声すら聞くことがあります。

 

 

受験こそが子どもを大人に成長させるチャンス

日々、受験生を間近に見ている私からすると、必ずしも受験というのは「避けるべきもの」ではないように感じています。

むしろ、「重要な成長の場」とも言えます。

「成長の場」なのですから、さけるよりは積極的にその場を活用するべきです。

もちろん、本人は嫌がるかもしれませんが。

 

では、どのような点が「成長」につながるのでしょうか。

それは「結果に対する厳しさ」です。

頑張ったかどうかではなく、「結果を出せたか」という点のみが評価されるのが受験です。

 

これは非常に厳しい事なのですが、実社会に出てからは「そういうこと」の連続になるはずなんです。

 

塾では日々、細かい失敗が起きます。

「授業に遅刻する」「忘れ物をする」「疲れて居眠りをしてしまう」

そういう時に振り返ってもらうのです。

「それで今日の結果は得られるのか?」ということを、です。

 

中高生の多くは「仕方のないこと」に慣れてしまっています。

部活が忙しくて勉強に時間がとれない。

家を出ようとしたら家族に用事を頼まれた。

そういった、「自分には非のないこと」が自分にっての不利益を生むことがあります。まずはその点について自覚的になることが大切なのではないでしょうか。

 

 

「頑張るだけではだめ」だからこそ

「結果を求める」ということは、「頑張るだけ」では達成できない側面を持ちます。

受験において「頑張れば100%合格する」などというのは方便です。

少なくともそんな事を信じてくれる中高生は誰もいないでしょう。

 

だからこそ、「頑張ること」は大切なんです。

「頑張ればうまくいく」とは限らないけど、それでも結果を得るために頑張る。

 

「努力は報われるとは限らないが、それでも努力し続ける」という大人になって欲しいのです。

少なくともその「練習」として受験は優れた機会ではないでしょうか。

 

受験なんて社会の厳しさからすれば「練習」でしかありません。

だからこそ、そこで「全力を尽くす」ことが大切なんです。

 

全力を尽くすからこそ

「結果ではなく、力を尽くすことにこそ意味がある」ことを知ることができます。

力を尽くすことなく言えばただの言い訳ですが、

力を尽くした者が言う時にそれは真実になります。

 

そういう世の中の真理が確実にあります。

 

最後まで読んで頂いてありがとうございます。