授業を受けて成績が上がるという幻想

つばめ学院の関口です。


今日で地元の公立中は全て中間試験が終了しました。


やっと一息。。。


とはいかないのが、悲しいところですね^^;



今日は朝からちょっと嫌な記事を目にしました。


その話題からつなげて書いてみます。



記事のリンクははりません。大した内容じゃないので。


内容としては、ある大手個別指導塾でアルバイトをしていた大学生が、個別指導塾の「実態」を書いたものです。


指導時間中に「指導報告書」を書かないと評価が下がる。よって、指導の手を抜いて時間内に「報告書」を仕上げざるを得ない。

自分(暴露した大学生)は、教員志望でもあるので、本当はもっといい授業をしたい。もっとしっかり説明してあげたい。


生徒に対して、「ごめんね。もっとちゃんと教えてあげられれば、君の成績だってもっと上がるのに」と感じながら仕事をしていた。という告白です。



うーん。気分悪いですね。


こういう思い上がった、未熟者が「塾の講師」をしているのか。


というところと、


こういう講師にちゃんと教育ができていない室長がいるのか。


の2点。非常に苛つきます。



ただ、ここで文句だけ書いて終わりにしてしまうと、全く生産性のないブログになってしまいます。


1つ大切な視点が抜け落ちているので、その点を是非ご理解頂きたいなと思っています。



大切な視点とは何か?



「塾の一義的な使命は、生徒の成績をあげることである」


という基本です。そして、


「いい授業をすれば成績があがる」


というのは、全くの幻想だということです。



生徒の成績が上がるのは、その子が理解し、さらに定着するまでしっかり演習するからです。


塾にとって、最も重要で難しいところは、「その子を勉強に向かわせる」ことです。


それができさえすれば、「分かり易い説明」なんて、なくても成績は上がります。せいぜい、あった方がいいよね。という程度。



「いい授業」=「分かり易い授業」


「いい授業」=「丁寧に説明してくれる授業」



そんな風に勘違いした大学生が、「僕がやりたいのは、コレじゃない!」とダダをこねている。


そんな風景に見えます。



どうか良く知って頂きたい事があります。


塾を選ぶ時の視点です。


「この塾ならば、我が子が勉強に向かうだろうか?」


この一点が決定的に大切なことです。


「分かるかどうか」は大切です。でも、成績を上げる決定的要因ではないのです。


決定的な事は「やるかやらないか」です。



そこの視点がブレると、間違いなく的を外した塾選びになってしまいます。


後悔のない塾選びの参考にして頂ければ幸いです。



最後まで読んで頂いてありがとうございます。