つばめ学院の関口です。
今日は少し趣を変えていこうと思います。
私が普段感じている事を書かせて頂きます。
よく「数学を学ぶ意味」という文脈で
・論理的な思考力が身に付く
と言ったりしますよね。
あれって。。。。本当なんですかね?
私は非常に懐疑的です。
いや、「数学」という学問は極めて論理的な学問。
というより、論理が全ての世界です。
だからといって、「数学」を勉強すると「論理的に思考できる」というのはいささか早計ではないかと思うんです。
いまの高校までのカリキュラムにおいて、「論理的」を体感できる数学ってあるんですかね?
はっきり言って、「ない」に等しいんじゃないでしょうか?
例えば。。。
なんで分数のわり算は、割る数を逆数にしてかけ算にするんですか?
なんで負の数(マイナス)を「引く」と足し算になるんですか?
なんで三角形の内角の和は180度なんですか?
なんで実数を「0乗」すると、答えが必ず1になるんですか?
なんで積分は微分の逆演算でいいんですか?
これらは、すべて「数学」の話です。
もちろん、理論的な解答がしっかりあります。
ちなみに、私は「ちゃんと答えられる先生」です!! えっへん
でも、これらのことは教科書ではすべて「そういう事」になっています。
ですから、安易に「数学を学ぶと論理的な思考が身に付く」ということは言えないと個人的には思っています。
それ以上に、数学によって身に付くこととしては
「そもそも」を考える力
と
試行錯誤をする力
はあると思います。
数学の問題を解いていると、解いているうちに「何を求めるのか」分からなくなることがあります。
そんな時に、「あれ?そもそもはなんだっけ?」と、一歩ひいてみてみると、思わぬところに答えが転がっている。
また、数学は何と言っても他の教科よりはるかに試行錯誤を経験できます。
考えることも大切ですが、「まずペンを動かす」ということも大切です。
思考と行動の適切なバランスを学ぶ教科としては、これまた良いものがあると感じています。
いずれにせよ、固定観念によるステレオタイプな決めつけを鵜呑みにするのは危険ですよね。
是非とも、つばめ学院で上記の質問を塾長にぶつけてみて下さい^^
「数学の持つ論理とは何か」を体感させてあげます。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。
コメントをお書きください