子供の命を救う方法

つばめ学院の関口です。


「いじめ」が原因とされる自殺が報道されています。


非常に気分が悪いですね。


もちろん、詳細のリンクなどする気はないです。




こういう報道がある度に思うんです。


「報道の仕方に問題ないの?」と。


いま、いじめで苦しんでいる子が見たらどう思うのか?


そういう事を考慮のうえでの報道なのでしょうか?


考慮しているなら、なおのこと、被害者の人となりやその背景を事細かに報道する姿勢に疑問を感じます。




なぜなら、


「自殺がいじめられる側にとっての報復措置」として機能することを示すからです。


そして、大人は「追い詰められた子」にちゃんと生きる道を教えているのでしょうか?


相談員に連絡しなさい


先生に相談しなさい


ご家族に話してみなさい


そういう事から、「いじめを脱した」リアルなケースを伝えているんでしょうか?


今の苦しみから「本当に」逃れられるのか分からないアドバイスよりも、事実として「社会が動く」事例として、そして関係者が「社会的な制裁を受ける」事例として、あれだけテレビから情報が垂れ流される。


本当に「いじめ」を脱する手段としての「自殺」に誘導していないと言えるのだろうか。



非常に気分が悪いです。




以前、食の専門家に言われたことがあります。


「子供は大人から与えられた食べ物が全てです。その食べ物で子供の身体がつくられるのですから、我々の責任は重いのです。」



同じ事が言えます


「子供は大人から与えられた情報が全てです。自分のまわりが世界の全てです。我々の責任は重いのです。」



今日から私は当分の間、教室で言い続けます。



いじめにあったらどう逃げるのか


逃げた先に、どれだけ素敵な人生がまっているのか


実際に逃げて幸せにしている大人がどれだけいるのか



そういうリアルで前向きな情報こそが、子供の命を助けるのだと思います。



関係者を吊るしあげて、再発防止策を練って、犠牲者に涙を流す。


起きてしまった悲劇に対してはそうかもしれません。


でも、それは全然、未来志向じゃないんです。



こういっった報道が出る度に思います。


全国の国民が、なぜここまでこと細かに「いじめ」の詳細を知る必要があるのだろうか?


それは、再発防止につながっているのだろうか?



最後まで読んで頂いてありがとうございます。