諦めが早い子の塾選び

つばめ学院の関口です。


「ウチの子は諦めが早くて」


そんな事を言われたことはありませんか?



私は入塾面談で、良く聞く言葉です。


確かにどんな教科でも。


苦手な教科の問題を見たとたんに、「これ無理!」。


と言って、自分の解く問題ではないかのように言う子がいます。



なぜそうなってしまうのでしょうか?


そして、そういう子に何が必要なのでしょうか?


今日はその点について考えてみたいと思います。




まず「諦めてしまう子」に決定的に欠けているもの。


それは、学力でもなく、集中力でもないんです。


なぜなら、たいがいは「見たとたん」に諦めるからです。


学力が及んでいるかも、集中力も試す前に諦めています。


では、なにが?


「自信」が足りないのです。


「自分はできるに決まっている」


そういう気概がないから、「どれどれ・・・」と文章を読んで取り組むことなく諦めてしまいます。


「自分にはできっこない」


そう思っているからです。




では、なぜ「自信」がないのか?


自信を持つに値する「経験」がないからです。


いくら「君はできるよ!」と言ったところで、対して努力もしていない子には響くわけがないです。


やっていないことは、誰よりも当の本人が良く知っています。


根拠のない「気休め」になびくほど、生徒は愚かではありません。




ここから、「諦めの早い子」の塾選びが見えてきます。


上記の「経験」と「自信」をしっかり身に付けられる塾。ということになります。



しっかり生徒を追い込んで、乗り越える経験をさせてくれる


ただやらせただけではなく、「君は自信を持つに値する経験をした」ということをしっかり伝えてくれる


そういう塾が必要だということになります。



使い古された言葉で言うなら


アメとムチ


というところでしょうか。



逆に一番マズいのは、「丁寧すぎる個別指導」や「放置されっぱなしの集団指導」です。


なんでもかんでも講師が教えてしまう


ひとりひとりを厳密に管理できていない


そういう塾では、十分な「経験」がつめません。


結局、「諦めのはやさ」は改善される事なく他者依存が進むことになります。



必要なのは生徒を成長させる場所です



「勉強を教えてもらう場所」に行ってしまうと、逆効果になってしまいます。


最後まで読んで頂いてありがとうございます。