将来のリスクを本気で考える



つばめ学院の関口です。



良く言うことなんですけど。


「私は’超’がつく程の安定志向」なんです。


そんな安定志向の私が、ちょっと変わった「リスク」の話しを書いて見ようと思います。


これから世にでるお子さんの将来を考える上で、何かのお役に立てれば幸いです。


社員100人程度の企業に就職し、その後個人塾で経験をつんで独立。


そういう経緯を知る人の多くが、「信じられません」と言うんです。



でも、でもですよ。


いい加減、気づいた方が良いと思うんですよ。


「大企業に就職することは大きなリスクを抱え込む」という事実に。



いわゆる「一流企業」に就職するリスクとして私があげるのは、大きく以下の3点です


・一人前になるのに時間がかかることが多い

・自分の働きとは全く関係のないところで経営が悪化する可能性がある

・自分1人が頑張っても経営を建てなおすことは不可能な事が多い


昨今のニュースとか見ているにも関わらず、何の恐れも抱かずに「ホワイト企業ランキング」とか読んでる学生とか見ると本当に不思議で仕方ないです。


「え?ホントに怖くないの?」


私が就職した頃に、東芝に就職した友人は「スゴいね!」と言われていました。

私も心の底から祝福したし、(ひとごとだからかもしれませんが)東芝の経営危機なんて微塵も疑いませんでした。


当然、東京電力は生活のインフラを担う企業だから、経営なんて安定しているに決まっている。と思っていました。

(エンロンショックとかあった時代ではありますが。。。懐かしい)


ソニーに就職した友人は、「バイオ事業部に行きたい!」と夢を語ってくれました。

当時の私の印象としては、最も「オシャレなPC」は間違いなくバイオ!!


と思っていました。

(Macなんて、選択肢にすらあがりませんでした)


そのバイオが分社化され、ソニーから切り離されるなんて想像の範疇を超えています。


この全てが


「個人の働き」を超えた次元で発生するのが「大企業」です。


大企業 = 悪


という図はあまりに馬鹿らしい。


ただ、これからの時代は。。。


「俺はリスクを負ってでも、大企業に就職してチームワークを活かした規模の大きな仕事をするんだ」


という気持ちで選択してもらいたいんですね。



安定志向な人が望むことは。。。


「世の中がどう変わろうとも、間違いなく食うに困らず、幸せに生きられること」


ではないでしょうか?

(はい!私がそうです^^)


そうだとするならば。。。


体力のある若いうちに、社会の風を浴びるべきです。


そして、「力をつけなければ生きていけない環境」の中でのたうち回れば良いです。


あとは自然に「生きる力」が身につきます。



仕事柄、多くの大学生とも話しをします。


毎年、「安定、安定」といいながら、自分の人生をかけた大博打に打ってでたとしか思えない行為をする子がとても多いんです。




これからの子供達が生きていく世の中で。



我々大人がもっている常識の多くが使い物にならなくなる可能性があります。


その事を前提に、ぜひ、お子さんと将来のお話をする。


そんな機会がたまにあっても良いのではないかと思います。



最後まで読んで頂いてありがとうございます。