お子さんの「分かった!」がアテにならない理由

つばめ学院の関口です。


先日、息子とスポッチャに行った時の事です。


最近テニスを習い始めた息子が「一緒にやるんだ」と意気込んでおりました。


私も「いっちょ、昔を思い出して叩きのめしてくれよう!!」


と意気込んだのは良いのですが。。。。



うーん。愚息のテニスはもう少し練習が必要な様子。


「何がイマイチなんだろう?」


と観察してみると、「ボールとの距離感」がまだつかめていないんですよね。


ボールがどう飛んできて、どのくらい弾んで。。。


という感覚がないので、近づきすぎたり、動き出しが遅れたり。


逆を言うならば、「ボールの距離感」を一度掴んでしまえば、他の球技にもスムーズに対応できるんだろうと思います。



なんで、こんなお話から始めたかと言うと、今日は「定着の距離感」について書こうと思っているからです。


先のテニスの例。


どうすれば良くなるかは明確ですよね?


「もっと練習する」に尽きます。ボールがどう動くのか。。。これは、たくさんボールに触れて養う感覚だと思います。



そして、勉強の定着にも。。。


この「距離感」があるんです。



良く見るのが、「大丈夫!」「もうカンペキ!」をすぐ言う子です。


これは、お調子者だとかそういう側面もあるのですが、「本当にできるようになった」と思っているんですね。


そして、テストしてみるとできない。


「えー?なんで。。。分かっているのに」



逆に、少し分からないと

「もうだめ!全然分からない。全部分からない」という子もいます。



どちらも原因は同じです。


「定着する」ということに対する感覚がまだ鈍いんですね。


対処法はただ一つ、「勉強する」ことです。


勉強を重ねることで。。。


単に知識が増えるとか、計算技術が上がるというだけではなく、「定着する」という感覚がより細かく精密になります。


どこまでやれば、どの程度使えるのか?


自分で自分の脳の感覚を把握している状態です。



大人のケースではどうでしょうか。


私はセミナーを受けにいく事がありますが、「なんでこんなに準備が悪いんだろう」と感じる人がいます。


実際、私も以前は人前でお話する機会が多かったこともあり、セミナーで話す人の気持ちも分かります。


自分が想定している以上の事がよく起こるし、自分の気持ちも変わります。プレゼンテーションの内容について、「理解している」のレベルを上げておかないといけないんですね。

また、プレゼンの段取りもイメージして準備しておかないと、通常の手順すらうまくいかない。


プレゼンの準備が悪い場に遭遇するたびに、「この人は自分の脳の使いこなしが弱いのかも」と感じてしまいます。



お子さんが大人になったときに。


自分の脳を自由自在に活用する大人になっていてもらいたいものですよね。



最後まで読んで頂いてありがとうございます。


塾長の話しも聞いてみて下さい