山の頂上から見える景色

つばめ学院の関口です。



今日は朝から、期末試験対策の理社マラソンを実施しました。


理社マラソンに隠された意図について書いていこうと思います。


これも「大人になってから」でも役立つ事だと思っています。




理社マラソンとは、試験前に行う無料の対策イベントです。


各学校と学年に応じた試験範囲全体から、一問一答形式の問題に取り組んでもらいます。

(これだけやって、満足してしまう生徒がいるのが難点ですが。。。)


端的に言うと、「暗記科目」を一気に覚えるイベントです。



毎回、時間は2時間でメンバーを入替えて全生徒に行っています。


プリント1枚につき、20問程度が出題されます。


学校によって異なりますが、今回は和光二中の理社が一番多く、12枚のプリントになりました。


どうでしょうか?


20問☓12枚


プリントは1問でも間違えたら、またやり直し。全問正解するまで次のプリントに進めません。



このルールと分量を知った時、初めての生徒は腰が引けてしまいます。


「こんなにたくさん。。。たった2時間でできるわけないですよ(泣)」


「やる前から諦めんじゃねーよ。やれって!絶対にやりきれる!!って信じてやるんだぞ」



毎回、そう言い聞かせて始めます。


そこから「超集中状態の2時間」です。


みんな終わると、頭が「ぽーっと」するのが分かります^^


そして、終わりの言葉もいつも同じ。


「どうだ?絶対無理って思った量を全員がこなせたよな?全部、自分の力だぞ。お前ら、本当はそういう力をちゃんともってるんだからな!しっかり覚えておけよ。んで、こーれーがー、、、毎日できたら、とんでもないことになるよな♪」




自分にはできない


絶対無理


そう思うことは誰にでもあります。


でもそれは、「いまの自分」が判断していることですよね。



絶対に無理と思うことでも、上位者が「できる」と言い切るなら、その言葉を信じてみることは大切です。


自分は木のからの景色を見て「高い」と思っていただけかもしれない。


でも、誰かが山の頂上に連れていってくれるなら、連れていってもらうことは恥ずかしいことでもなんでもないです。


大切なことは、木の上からでは決して見えない景色が、山の上にはあるんだと知ること。


そして、これからも、自分は「木の上で高いと思っているだけかも」と思えることが大切です。



たかが試験対策、されど試験対策


私が理社マラソンで伝えたい「学ぶ力」というのは、そういうものです。




最後まで読んで頂いてありがとうございます。



塾長の話しも聞いてみませんか?

▶「学ぶ力」とは何か?