何度でも言おう。復習の意義が分かってないよ。

つばめ学院の関口です。

 

珍しく1つ目を早い時間に更新をしたので、今日の2つめを更新します。

 

冬期講習が近づいてきました。

 

つばめ学院の季節講習は基本的に「復習」がメインです。

 

細かい意図はわきに置くとします。

(もちろん、塾生とご家庭には丁寧に意図をご説明します)

 

 

「復習」

 

 

これをどれだけ充実して行えるか。。。

これは学力を上げるうえで「最大のポイント」と言っても過言ではないくらいです。

 

 

ただし、この「復習」というのはクセモノです。

 

塾生の意識をしっかり整えてあげないと、効果は半減どころか限りなくゼロになります。

 

 

今日はそんな「意図が理解できない」塾生と彼が納得するまでその意義について説明しました。

 

 

もう、毎回の季節講習での恒例にしても良いくらい重要なことです。

 

 

「先生!なんでここで1問間違えただけなのに、また説明動画を見直さないといけないの?無駄じゃん」

 

「無駄ってのはどういう意味で言ってる?」

 

「だって、間違えたのは1問だけなんだから、それが理解できたらいいじゃん。全部の説明を見直すなんて時間の無駄だよ。」

 

「なるほど。お前の言いたいことは分かったけどさ。。。「無駄」と「面倒くさい」を取り違えてないか?」

 

「は?」

 

「復習の意義が分かってないんだよ。復習ってのは、ほとんど分かって当たり前。9割できたって不思議じゃないの。でもね、残りの1割があるじゃん!その1割を取りにいけよ。それが復習の本質だぜ。10分の動画の9分は知っていることかもしれない。でもね、最後の1分でお前の知らないこと、忘れていたことが説明されたなら。。。その10分に意味があるんだよ。」

 

 

通常授業では予習型

 

季節講習では復習型

 

そいういうメリハリのある授業をしている塾では、ともすれば「復習型」の授業の意義があいまいになる可能性があります。

 

「だいたい知ってるよ」

 

と言って、力を抜く子と

 

「知らない事はないかな」

 

と目を光らせる子。

 

その違いは本当に大きなものがあります。

 

 

もっと言うならば。。。

 

ある50分の授業の中で、「全問正解」は復習型の授業では「ほぼ意味をなさない」無駄な時間になります。

 

でも、生徒は勘違いします。

 

「全部できた」という事に価値を見出します。

 

逆に50分の授業のなかで、たった1つだけでも未知の知識や、忘れた知識を見つけられたならば、そこにこそ価値があるんです。

 

でも、意図を理解しない生徒は、「見つけた1つ」よりも、「わかっていることを繰り返す数十分」を無駄に感じます。

 

ですから、私は何度でも繰り返します。

 

 

 

「復習とは、分かっていない・知らない「たった1つ」を見つけるために授業時間の全てを費やすものである」と。

 

 

そこに価値を感じられるよう、生徒たちを導きたいと考えています。

 

 

最後まで読んで頂いてありがとうございます。