勉強は「思いやり」

つばめ学院の関口です。

 

先日、国語の指導をしながら気付いたことがあるんです。

 

勉強に必要なことの1つは「思いやり」なんじゃないか。

 

勉強を通じて思いやりを身につける。そんな考え方もあるんだなぁと。

 

 

今日はそんなお話を書いていきますね。

 

 

指導を受けている生徒は、以前から「字を丁寧に書く」ことを毎回私から指摘されている子です。

(「字を丁寧に書かせる」ための方法はコチラのブログに書きました)

 

先日の指導の際に気になったのは、その子の記述問題の解答でした。

 

 

問題の概要は・・・

筆者が「きれい」と「美しい」という言葉の間にどういう違いがあると考えているか?

 

というものでした。ちなみに、「きれい」「美しい」は本文中でも「 」に括られて書いてあります。

 

 

そしてその子の解答概要は・・

「きれいな」というのは(中略)そして、美しいは(中略)と考えている。

 

そんな解答でした。

実はその子の読解力は低くないんです。書いてある内容はおおむね理解しているんです。

 

でも、私はその記述解答に大いに違和感を持ちました。

 

読まれている方も違和感を感じますよね?

 

 

私の指摘(質問)は2点

・筆者が「きれい」と何度も表記しているのに、なぜ「きれいな」と”な”をわざわざ入れて書き始めたのか

・筆者が「美しい」とわざわざ「 」で書いたものを、なぜ「 」なしで”美しい”と解答に書いているのか

 

彼の反応はどちらの質問に対しても、聞かれて初めて気づいたという感じ。

 

そして、1つの線がつながったんです。

 

 

「わかった!お前に欠けてるのは”思いやり”だ!」

 

「な、なんなんですか?急に・・・」

 

「だって、そうじゃん。字を丁寧に書くって言われても、なかなかお前は基準が分からないんだよね。でも、最近は「俺が何ていうか想像しろ」って言うと、ちゃんと書けるようになった。でも、すぐまた元に戻る。これって、毎回、読み手である俺に対する思いやりが足りないんじゃない?」

 

「はあ。。。すいません」

 

「いや、謝らなくていいよ。まだ分かってないはずだから(笑)」

「でね、今日のこれ。読み手としてのお前は、やはり著者に対する思いやりに欠けるんだよ。いや、内容はだいたい理解しているけどね。でも、なんで「きれい」を「きれいな」に勝手に書き換えちゃうのか。美しいは、なぜ「 」に入れなかったのか?簡単な話だよね。著者がその「 」に特別な意味を込めてますよってことを感じ取れなかったから。」

 

「はあ、うん。まあそうかも」

 

「お前、このままいくと、ずっと女の子にモテないぞ」

 

「は?なんでそうなるんすか??」

 

「だって、思いやりが欠けてるんだもん。相手の行動を見て気持ちを察する。自分の行動が相手にどういう印象を与えるかイメージする。それが思いやりの1つのカタチだから。」

 

「そんなもんすか?」

 

「そんなもんす。文章を書く人がいるって事は、著者は何か言いたいことがあるんだよ。その気持ちを全力で受け止められる男は、女の子の気持ちも受け止められる!とりあえずは、このオッサンの気持ちを受け止めることから練習しようじゃないの!」

 

 

 

国語の読解問題を正しく解答することは大切。

 

でも、それ以上に「思いやり」のある人間になることは、その10倍大切。

 

 

ということで、私ももう少し誤字脱字に対して注意を向けることにします^^;

 

 

最後まで読んで頂いてありがとうございます。

 

 

 

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