いる?いない?

つばめ学院の関口です。

 

今日は塾内の生徒との会話から、一部をお伝えします。

 

私は「哲学入門」みたいな本が結構好きで良く読んだ時期がありました。

 

あまり難解なものよりも、分かりやすくて本質的なものが好きでした。

 

一番のお気に入りは「永井均」先生の著書です。

 

 

さて先日、小学生から突然の質問

 

 

「せんせー!妖怪っていないよね??」

 

「おー。。。突然、難しい質問すんなぁ。妖怪ウォッチ?」

 

「まあ、それもあるけど。河童とか、そういう奴も。」

 

「どう思う?ジバニャンはいる?」

 

「いるわけないじゃん(笑)せんせー、あれアニメだよ」

 

「ん?アニメのキャラは「いない」奴なの?ドラゴンボールも?」

 

「いないよ!そんなの。アニメはアニメ。実際に写ってるのとは違うよ」

 

「じゃあ、仮面ライダーは?アニメじゃないからいるでしょ。」

 

「いーなーいー!!先生、変だよ(笑)」

 

「で、なんだっけ?ああ、妖怪。河童がいるか?いるだろ、そりゃ」

 

「え?いるの?どこに?」

 

「知らん。でも、存在する。という意味でいる、いないの話しをするなら、河童は存在するだろ?」

 

「存在するんですか??」

 

「存在もしないものの話しなんて、できないだろ。河童って言ったときに、お互いになんとなくの姿も想像できるし、沼に生息する頭にサラのあるあれ。って共通のイメージができるんだから。立派に存在してるだろ。」

 

「せんせー!違うよ!!僕が聞きたいのは、実在するんですか?ってこと!」

 

「いや、だから現実にいまこうして河童の話しできてるじゃん。」

 

「でも、俺見たことないし」

 

「じゃ、お前はクジラみたことあんの?」

 

「ないけど。」

 

「でも、クジラは実在するって信じるんだ。河童は信じないけど?不公平な奴だなぁ」

 

「でもクジラはテレビでみたから実在するんだよ。」

 

「ほう。じゃあ仮面ライダー(笑)」

 

「それは、もういい!蒸し返さないでよ」

 

「じゃあ、別の方向にもっていこうか?徳川家康は実在した?」

 

「実在しました!!」

 

「なんで?テレビで見たの??」

 

「テレビでは見てないよ。だって過去の人だもん。でも、徳川家康に関する記録はたくさん残ってるし、どんな顔してたか絵もあるし、見たことある人もたくさんいるよ。」

 

「おー!ちょっと得意げ(笑)。じゃあ、河童は?資料たくさん残ってるし、絵もたくさんあって、見たっていう人もたくさんいるけど」

 

「うぅ。。何だよ!そんな事言いだしたら、いるとか、いないとか訳がわからないじゃんか!」

 

「素晴らしいね!!そうだよ。訳がわからないんだよ。」

 

「みんなは、いるとか、いないとか。簡単に判断しすぎているんだ。一つはね。現実の世界で存在が認められているもの。それに対して疑問をもってもいい。これが一点。あともう一つ。最初の妖怪の話しだけど、これはさ、動物園の動物なんかと同列にはできない。けれど、それをもって存在しない。っていうのは少し乱暴なんだ。かつての人々が「その人の認識の範囲内」において処理しきれない現象がおきたときに、妖怪という存在をつくったんだと思うのね。細かいことは省略するけど。」

 

「で、大切なこと。その当時の人にとって、妖怪は確かに存在したはず。僕らはそれをバカにしちゃいかんのだよ。だって、いまの僕らだって「認識の範囲内」で生きているにすぎないんだから。未来の人からすると、「あいつら、こんなこと信じてたんだぜ」って言われるような事があるかもしれない。ちと難しい話しになったけどね。」

 

 

「うん。難しい・・・」

 

「だから、難しい質問だって最初に言ったろ(笑)」

 

 

 

授業前には、こんな会話もたまにはします。

 

 

 

最後まで読んで頂いてありがとうございます。

 

 

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