復習とは宝探しである

つばめ学院の関口です。

 

本日で公立中学の期末試験が終わりました。

あとは私立の中高一貫校生の期末。

 

そして、なにより3月2日の埼玉県立高校入試!

 

これが私の一番の気になり事です。

 

 

 

さて、そうは言っても「春期講習」が近づいてきている時期でもあります。

 

今日はそこに関連したお話を書こうと思います。

 

 

つばめ学院では、

 

通常授業=予習型

季節講習=復習型

 

という形式をとります。

理由はいろいろとありますが、同様の形態をとる塾さんもあると思います。

 

 

ところで。。。

 

この「予習型」と「復習型」における、塾生の取り組み姿勢の違いに関して説明を受けたことってありますか?

 

これは、「決定的に大切」なことだと思うのですが、意外とご存知ない方が多い気がします。

 

 

予習と復習での違いは何か?

 

それは、

 

「知らない事を学ぶ」のか「知っていることを学ぶ」のか。その違いです。

 

では、それぞれにどんな「姿勢」が求められるのでしょうか?

 

それが、季節講習の価値を大きく左右するポイントなんです。

 

 

まず予習からいきましょう。

 

予習に求められる姿勢は、「少しでも多く理解すること」です。

 

あまり異論はないと思います。

 

10の事を教わったならば、6を身に付けて満足ではなく、8を身につける、いや10を身につける。

 

そういう姿勢が大切ですし、学生の多くはこの姿勢になれています。

 

 

 

そして、復習です。

 

この予習型に慣れてしまっている子が、そのままの姿勢で復習をすると大幅に効率を落とします。

 

そのため、私は毎回の季節講習のたびにこの「姿勢を変える」という話しを塾生にします。

 

「復習」の前提は、「だいたいは分かっている」というところにあります。

 

そうですよね?

 

だから、問題を解いて8割できるなんて当たり前なんです。

 

復習で大切な事は「できなかった2割」です。

 

そして、その2割の奥にある「何か」なんです。

 

講習中に良くでる意見です。

 

「先生!問題やって8割できてるんで、だいたい大丈夫です。ポイント説明の動画は見なくてもいいですか?」

 

「え?なんで?見るでしょ。ポイント説明。だって、2割おとしてるんだぜ」

 

これが、意識の違いです。

 

できなかった2割が宝なんです。復習においては。だからもう一度説明を聞き直すんです。

 

当然、説明のほとんどは「知っていること」です。

 

その中にある、わずかな「知らなかった事」「理解不足だったこと」これを見つけ出すのが復習の醍醐味です。

 

テキストに埋まる宝を発掘する、トレジャーハンターになること!

 

これこそが、復習の本質だと考えています。

 

 

ですから、「8割できてるから大丈夫♪」といって、次の単元に進むような姿勢の復習では、ひとつの宝も持ち帰ることができません。

 

なぜなら、「できるはずのこと」を「はい、できるね」と確認して終わるだけです。

 

はっきり言って、時間の無駄。

 

目の前に埋まっている宝を放置して去っていくなんて。。。

 

トレジャーハンター失格ですね。

 

 

この春期講習でも、多くのハンター達が教室に集います。

 

それぞれが、別々の輝く宝を一つでも多く持ち帰る。

 

そんな春期講習にするための準備は、着々と進んでいます。

 

 

最後まで読んで頂いてありがとうございます。