つばめ学院の関口です。
本日、3月10日は埼玉県立高校の入試合格発表の日でした。
本日をもって、本年度のつばめ学院の「入試」は全ての日程を終了しました。
さて結果です。
毎年、毎年。「第一志望に全員を合格させる!」それを願い。いや、それだけを願い受験指導をしています。
それでも「全員」というのは本当に難しい。100%というのは難しい。
残念ながら、今年は「第一志望、全員合格」とはなりませんでした。
今日、この日に書いておきたいことはこの先です。
早速、不合格になった子に連絡をして教室で個別に話しをしました。
不合格になった子にしか伝えれられない事があるんです。
かく言う、私も高校受験の時には第一志望に不合格しています。
本当に悔しかった。。。
第一志望の学校には何度も足を運び、通学路を確認し、そこを毎日歩く自分を想像していた。
外から校内を覗いては、そこに見えるグラウンドで体育の授業を受ける自分を想像していた。
第二志望(母校)には、初めて行ったのが「受験日当日」というありあさま。
そもそも「通うという気がなかった」学校だった。
そんな昔話もしてみました。
その上で、一番大切な事を伝えます。
「不合格」は失敗でも、負けでもない。
「あのね、俺はその中3の時にさ。もう、自分の価値なんて粉々に崩れてゼロになった。ような気分だったんだ。」
「でも、知ってほしい。というか、当たり前のこと。君が頑張ってきた今日までの日々、そしてそこで得たもの。それは、今日の結果によって何の影響を受けるんだろうか?何も影響を受けないし、減りもしない。素晴らしいものは、素晴らしいままなんだ。」
今日の「悔しさ」をどうか忘れないでほしい。
そして、「今日」という日がどういう日になるのか。
それを、これからの人生で「君が決めていく」ということを知ってほしい。
今思えば、中3の時の僕はあまりに未熟すぎた。
おごりもあれば、甘えもあった。
だから、あのくらいの「痛い目」を見たほうが良かった。
あの日があったからこそ、大学受験で頑張れた。社会に出てからも頑張れた。
だから
今日の君にも忘れて欲しくないんだ。
今日の「悔しさ」を忘れるな。
そして、これからの人生で「今日の意味」を見つけ出せ。
10年後、君は「あの日の悔しさがあったからこそ、いまの自分がいるんだ」
そうやって、笑顔で今日のことを振り返るようになる
今日からそのために、いままで以上に前向きに、パワフルに頑張ればいい。高校生活を楽しめばいい。
過去に起きたことは変えられない。
でも、その「起きた事」が自分にとってどういう意味を持つのか?
それは、その後の生き方が決めること。
そう、「過去は変えられる」んだ。
今日はそのスタートだ。
胸を張っていこう!!
塾人をやっているとね。。。
いつも言われるんですよ。
「毎年、受験指導大変ですね。でも、生徒さんと合格の喜びを分かち合えるとすべてが吹き飛んでしまうんですよね、きっと」
うん。それは事実。
でも、その先もある。
たとえ99人が第一志望に合格したとしても、1人が合格できなくて涙を流したならば。。。
正直、99人と分かちあった喜びも、そこで吹き飛んでしまう
それがこの仕事の宿命なんです。
誤解のないように補足します。
「受験の不合格」というのは、当人にとってはぜんぜんマイナスなんかじゃないし、次に活かすことができれば、むしろプラスにすることだってできる経験です
ただ、「受験の場」に生きる塾人にとって、受験生の涙は決して慣れることなく、経験する度に「胸をえぐられる」ような苦痛以外のなにものでもないんです。
それでも、目標に向かって「頑張っている奴」を放っておけないから。
一緒に走りたくなってしまうから。
だから、今日も明日も。。。生徒の前に立つんだと思います。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。
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