頭を使わない努力は無駄になる

つばめ学院の関口です。

 

今日は新中3を立て続けに注意する事になってしましました。

 

どちらも、私が「大切」と考える事です。

 

 

一人目は質問をして怒られることになってしまいました。。。

 

先日行われた「北辰テスト」の問題が「分からない」というもので、解説を求めてきました。

 

ある1つの確信が浮かんだので、その子に聞きます。

 

「解答解説があるけど、それは読んだよね?」

 

「え?いえ、まだ読んでないです。。。」

 

「今すぐ読め!!俺は解答読み上げマシーンじゃね!読んで考えて、それでも分からなければ、遠慮無く質問しないさい。でも、これから中3になるに向けて、この解答解説が「読めない」ようじゃ、うまくいくものもいかないよ」

 

塾は「解説」をして、生徒に理解させる事が本当の目的ではありません。

 

生徒が「自らできるようになる」ための手助けをする場所です。

 

「自分でやれる」事の範囲を広げてあげる場所でないと、それは塾とは言えないのではないでしょうか。

 

 

二人目は。。。

 

宿題の範囲を「勘違い」してやってきた生徒です。

 

その子が考える「宿題の範囲」と塾の記録にある「宿題の範囲」が2ページ分異なっていました。

 

当然、「ここだ」と考えるところについては、宿題をやってきたわけなので、その生徒としてはこれで注意を受けることはない。と思っています。

 

「まず状況は了解した。で、そのお前が言う範囲をメモした記録はどれ?」

 

「いや、それが(先週使い終わった)もう一方のテキストの方に書いてあるんです。」

 

「家から取ってきて」

 

「え?今すぐですか?」

 

残念ながら外は土砂降りの雨・・・生徒も必死に引き下がります

 

「あの、せめてこの後の休憩時間とかじゃだめですか?あ、というか、できてないページは今日の授業が終わってからちゃんと残ってやりますから。それではダメですか?」

 

「ダメ!!あのね、別にお前がそのメモを書いてないとか疑ってないから。でも、本当に書いてある事が違うなら、それを確認して、なぜそれが起きたか考えて、対応策を取らないと。また、同じことを繰り返す可能性があるんだよ。塾の授業は週に一回しかないの。宿題の範囲が違うって、軽く見すぎてないか?この原因と対策を考えることは、今のお前にとっての再優先事項なんだよ。勉強する事より大事。だって、その努力が身にならないかもしれないんだから。」

 

冷たい雨のなか、残念ながら、家にテキストを取りに帰ることになってしまいました。

 

 

 

残念ながら、勉強は「やればいい」ではすまないんです。

 

その姿勢でいる限り。。。「やってもやっても成果が出ない」と嘆くことになります。

 

てだやるだけじゃだめなんです。ちゃんと「頭を使って」やる習慣を身に付けないと努力が無駄になります。

 

 

「頭を使う」ことを覚えて子は、きっと正しい努力ができる大人に成長できます。

 

 

最後まで読んで頂いてありがとうございました。