いくらやっても無駄

つばめ学院の関口です。

 

ShortShortと称して、毎日の授業前に小話をしています。

 

毎日のように動画で撮影してアップしていますが、今日は撮影に失敗してしまいました。。。

 

 

ということで、その時のお話をブログに書きます。

 

 

勉強の「前と後」に関するお話です。

 

 

 

私はあまりスポーツを一生懸命やった経験がないんですね。

 

唯一そこそこ続いたスポーツがテニスです。

 

今日の授業では生徒の前で、完璧な素振りを披露しました!!

(撮影に失敗したのが残念すぎる(笑))

 

 

そこで生徒に質問しました。

 

 

「なんで、テニスにはフォームなんてあるのかね?」

 

 

みんな、キョトンとしています。

 

テニス部の子が2人いましたが、質問の意図も良く分からない感じでした。

 

 

続けて話します。

 

「だってね。。。テニスでボールを打つのに大切なのは、ラケットとボールが当たっているコンマ何秒っていう一瞬なんでしょ。どんな打ち方だっていいじゃん。まして、打った後のフォロースルーなんて必要なくね?打った後の話しだよ」

 

 

是非、生徒の顔をお見せしたかったです^^

 

「考えた事もない疑問を投げかけられた時の子供達は、戸惑いと期待がいっぱいに詰まった表情を見せてくれます。」

 

 

テニスの話しに戻します。

 

人は「インパクト」の瞬間だけをコントロールすることができないんですね。

 

だから、テイクバック〜インパクト〜フォロースルーという一連の動作を身体に覚えさせて、インパクトの瞬間の当たり方を安定させます。

 

 

実は他にも、そういう例はあるんですよね。

 

 

以前、「座禅」に関する本を読んだ時にも同様の事が書いてありました。

 

人は「心」を直接コントロールすることができません。

 

だから、「心」をコントロールするために「呼吸」を整えます。

 

そして、「呼吸」を整えるために「姿勢」を正します。

 

つまり、自分の意思でコントロールできる「姿勢」を起点にして、「心」を整えようとするのが座禅の1つの考え方のようです。

 

 

 

いかがでしょうか。

 

 

勉強も全く同じなんですよね。

 

 

いきなり「成績」を上げようとしたって、何をすれば良いか分からないんです。

 

だから、コントロールできる「勉強」を頑張るわけです。

 

でも、その「勉強」の効率も自分の意思でコントロールできるわけじゃないんです。

 

だったら、何をするか?

 

 

授業の前に

 

・家を出る前に忘れ物がないよう、持ち物をチェックする

・授業開始5分前には教室に入って教材の準備を終えておく

 

 

 

授業の後に

・その日に勉強した事を思い返す

 

 

それが、勉強におけるテイクバックとフォロースルーなんです。

 

テイクバックとフォロースルーが安定しない(存在しない)スイングは、いくら頑張ったとしても安定することはないんです。

 

それにもかかわらず、「インパクトの瞬間(授業時間)」だけにこだわる落とし穴にハマる子は多いんです。

 

 

授業時間に集中するのは当然

 

 

それでも「何かが違う」と感じた時は。。。

 

勉強のテイクバックとフォロースルーができていないのかもしれませんね。

 

 

最後まで読んで頂いてありがとうございます。