この世で最強の「学び方」

つばめ学院の関口です。

 

昨日の授業前のお話では、私のつたない英文音読を生徒に披露しました。

 

もちろん、つばめ学院では大学受験の英語にも対応したカリキュラムを持っておりますが、私自身が英語の「音読」が上手なわけではありません。

 

分かってもらいたかったのは、ただ一点。

 

「やるべき事は極めてシンプルである」

 

という一点です。

 

 

まず生徒の前で「速読英単語(*)」を取り出して見せます。

(その場にいたのは、ほとんど中学生。一部高校生。)

 

(*)英単語用の教材ですが、短い文章の中で「単語の使い方」を同時に学ぶというコンセプトの教材です。

 

はじめは私も初見の英文を音読します。

 

 

当然ながら、結構つっかえ、つっかえになります^^;

 

塾の先生も「大したことねーな!」って話です(笑)

(そんな風に言う子は一人もいないのが素敵なところなんですけどね)

 

次にその日の朝に練習した文章の方を音読します。

 

 

明らかに生徒の生徒の表情が変わるのが分かります^^

 

 

できない→できる

 

こういうものを見た時って、「できない自分」をそこに重ねるんですよね。

 

私がすら〜っと英文を読む姿に「自分を重ねる」ことができてくれれば成功!

表情を見れば分かります。

 

 

 

「あのね、今日のこの文章。俺は今朝30回音読したんだよね。最初に音声データを聞いてから。」

「ちゃんと時間も測ったよ(笑) 27分!! たった30分弱。音読30回。これで、俺はこの文章をまあまあちゃんと読めるようになったし、いま読み上げた内容は完璧に理解できてるよ。」

 

最後に生徒に伝えます。

 

中学生の教科書なんて、間違いなくそれよりも易しい内容です。

 

それを30回読んで考えればいい。分からない単語を洗い出せばいい。

 

しかも、1日で全部やらなくたっていい。2日で1ページでも学校のペースには負けないはず。

 

そうだとすると、1ページ60回も音読できる。

 

 

「やるべき事」はこんなにシンプル

 

たったこれだけの事すら「やらない」と言うなら、もう「成績を上げたくない!」と言っているのと同じ。

 

そして、

 

たったこれだけの事をやらないから・・・

 

話が複雑になる。

 

 

・最低限、単語だけは書けるようにしたほうがいい

 

・あの先生は、並び替え問題が好きだから並び替えを集中的にやったほうがいい

 

・試験前日に徹夜で全部の日本語訳を書いたぜ!(=俺はチョー頑張った)

 

 

もうね。難しい事やりすぎ(笑)

 

だったら、今日から教科書音読すればいいよ

 

そんだけ

 

 

勉強のノウハウなんて、実は「出尽くしている」と思っています。

 

いや、確かに「より効率的な学習方法」があるのかもしれないですよ。

 

でも多くの中学生が直面している課題は、そこじゃないんです。

 

だって、教科書の内容が頭に入ってないんだから。。。

 

 

 

「こうしたら良いよ」

 

「はい、やります」

 

 

 

このやり取り以上に強力な「学び」なんて存在しません。

 

その事に気付いた子から、「変わって」いくんです。

 

 

 

最後まで読んで頂いてありがとうございました。