つばめ学院の関口です。
今日は「分かる」と「できる」のお話を書きます。
このお話は納得して頂きやすいのではないかと思います^^
とは言え、非常に大切なお話なので、何度でも繰り返し書いていきたい事の1つです。
勉強のやり方
を例にあげて説明しますね。
よく頂くご要望の1つが「勉強のやり方を教えてほしい」というものです。
「どうもウチの子は・・・勉強のやり方が分かっていない気がするんで、どうやれば良いかを教えてやって欲しいんす」
というお話を頂くことがあります。
もちろん、「やり方を教える」のは簡単です。
「勉強のやり方」が理解不能なほど難解だなんてことありえないですよね(笑)
でも勘違いして頂きたくないんです。
「勉強のやり方さえ分かれば成績があがる(勉強ができるようになる)」
そういう誤解はして頂きたくないです。
当然ですよね。
正しいやり方を知る
と
正しいやり方でできる
は全く違います。両者には大きな差が出ます。
私は数学などで、
・一行目は問題を写す
・途中式を書く(詳細は具体的に指導)
・イコールをそろえる
・表面積は展開図を描く
etc…
という指導をします。
どれも「正しい」勉強方です。
でも、「できない」です。
何度も何度も指摘してあげないと、なかなか「できる」ようにはなりません。
そういうトレーニングが必ず必要なんです。
「問題の式を写す」なんて「できない子なんていないでしょ」と思われるかもしれません。
でも、これ結構できないですよ(笑)
みんな「やろうと思えばいつでもできる」って思っているから。。。
だから、普段はやらない→習慣にならない→試験でもやらない(うっかり)→間違える(ミスった!)
こんな感じです。
途中式に関しても同じです。
「書けない子」はみな口を揃えていいます。
「ちょっとこれは単純ミスでした」と。
でも、「そもそもミスが起きない方法」というものはあるんです。実践しないだけです。
日々、塾でのトレーニングは「正しいやり方で勉強する」ためのものです。
「正しいやり方を知れば、できるようになる」
というのは幻想です。
そして、「知った」という状態から「できる」になるまでのスピードは人によって違います。
これはスポーツでも同じですよね。
いくら正しいフォームを教えても、すぐに「できる」わけではないですし、そもそも筋力不足で真似する事もできない。なんて場合もありますよね。
だから、「正しいもの」を教わってもすぐにはできないし、できるまでの時間も違います。
誤解を持ったまま塾に入ってしまうと
「こんなはずじゃなかった」
になりますよね。
「できる」までに時間がかかるのは、お子さんが悪いわけでも、塾が悪いわけでもありません。
(場合によっては、そういう事もあるかもしれませんが)
「そういうもの」
だという事です。そう理解をしたうえで、お子さんの成長を見て頂けると、また違った見え方になるのではないでしょうか。
「ウチの子の勉強フォーム」は良くなっているかな?
を見てみて下さい。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。
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