それを仲間とは呼ばない

つばめ学院の関口です。

 

今日から春期講習がスタートしました!!

 

午前中から小学生は元気満点!

そしてお昼は桜の下でお弁当^^

夜には中高生の「超集中タイム」

 

なかなか盛り沢山ですね。

 

 

そんな春期講習初日ですが、ふとした事で中学生を注意しました。

 

友達からペンを借りた子がいたのですが、「ありがとう」とお礼を言った後に一言加えたんですね。

 

そこから、2人の会話が少しとはいえ発生しました。

 

それを見過ごすわけにはいきません。

 

 

「お前、友達にもの借りたんだろ。ありがとうって言ったじゃねーか。なんでその友達の勉強を邪魔するような事を言うんだよ!友達なんだろ。」

 

 

中学生には、ちゃんとした「友達」や「仲間」の意味を知らせないといけないと思っています。

 

ともすれば、「仲間」と称して、足の引っ張り合いをするグループを見かけます。

 

 

これは以前、都内で塾に勤務していた時のことです。

 

 

高校受験を控えた中学生が「勉強会」と称して友達同士で集まることがあります。

 

そのために、授業前の教室を提供することがありました。

 

その結果、その子達の意識次第で正反対の事が起きます。

 

 

 

意識が低い子が集まると。。。

 

集まって勉強するまでに10数分。始まったと思えば、数分後には楽しそうな和気あいあいムード」

 

勉強をすることを目的にしていながら、お互いに「相手が勉強する時間を奪い合っている」んです。

 

「教え合ってるんです」「問題の出しあいです」「一緒に考えているんです」

 

言い訳なんて、いくらでも後付できます。

 

でも、その時間は戻ってこないんです。

 

やった気になっているだけ。「その場にいた」子を増やしたいだけ。先には共倒れが待っているだけです。

 

 

 

逆に意識の高い子が集まる勉強会もあります。

 

来た子から順に勝手に勉強を始めます。誰かを待ったりしません。

 

後から来た子は、軽く友達に挨拶してすぐに自分の勉強に入ります。

 

ひたすら無言。

 

この「勉強会」には、どういう意味があるのでしょうか?

 

個々人がお互いを牽制し合うんです。そして、それをお互いが望んでいる。

 

一人では「弱い」から。

 

自分の甘さに流されてしまう。

 

でも、信頼できる仲間となら、互いを牽制しあうことで、「みっともないところは見せたくない」という気持ちがはたらき、その気持を上手に使って、集中力を持続させます。

 

つばめ学院が狙う、「場の力」に近いものがあります。

 

 

 

いずれにせよ、仲間なら。。。。

 

「仲間同士で足引っ張ってるんじゃねえよ!!」

 

これは、強く指導します。

 

なぜなら、友達や仲間は大切だからです。

 

大切な人の人生をマイナスにしてはいけない。

 

協力しあって、育っていかなければいけない。

 

 

そういう「切磋琢磨」の関係を中学生のうちに是非知っておいて欲しいんです。

 

 

私は大人になってから、嫌というほど巻き込まれました。

 

「仲間」という言葉で、他人の成功の邪魔をする人間に。

 

間違った「仲間意識」しか知らないと、大人になってから、「何の悪意もなく」他人の人生の邪魔をします。

 

こうなってしまうと、本当に最悪です。

 

付き合えば付き合うほど、お互いが堕落していく関係です。

 

 

つばめ学院という「場」が、正しい「仲間意識」を育てる場所になってほしいと思います。

 

 

最後まで読んで頂いてありがとうございます。