分かるぜお前のその気持

つばめ学院の関口です。

 

今日はなんだか、いつも以上に生徒諸君の集中度が高かったように思います。

 

ここ数日、受験生に向けて「怖い話し」ばかりをしていたのが効いているのかもしれませんね。

 

受験生を鼓舞する姿を後輩たちが一緒に聞いている環境は、なんとも良いものだといつも思います。

 

 

本日は私が考える「塾の講師」に対する考え方を書きます。

 

これから塾を選ぼうかなとお考えの方は、是非ともご参考にして下さい。

 

 

私はどうしても「好きになれないタイプ」の講師がいます。

(いきなり嫌いから入るか?というツッコミはわきに置きつつ・・・)

 

自分はかつて「勉強ができなかったから、できない子の気持ちは良く分かる」という人です。

 

こういう学習ブログを書いていると、特に「怪しい」情報商材を売ろうとする輩にも散見されます。

 

「うんうん。分かるぜ、その気持。俺も昔はさぁ・・・」

 

というアレです(笑)

 

あれが嫌いなんです。端的に。

 

 

なぜか?

 

 

嘘だからです。

 

 

冷静に考えれば分かることです。

 

 

相手が誰であろうと、その人の気持ちを理解するなんて相当に難しいことなんです。

 

「分かるよ」なんて軽々しく言う人間を、私は信用できません。

 

私は「出来る子の気持ち」も、「出来ない子の気持ち」も、分かるなんて言いません。

 

ただ、「分かろうと、最大限の努力をする」と約束するだけです。

 

自分の過去がどうであろうと、そして、どれだけの経験があろうと。。。

 

いま、目の前にいる「○○さん」や「○○くん」の気持ちや課題なんて、容易に分かるはずもないんです。

 

 

だからこそ、その子の表情を見て、ノートを見て、数日前と比べて、、、徹底的に「観る」んです。

 

つばめ学院は、そのために授業中に「説明する」という行為を動画に任せました。

 

そこまでしたって、分からないことも多いです。

 

そういう時は、私が「こうなって欲しい」という方向に向けて、その子達を刺激しまくります。

 

 

いずれにせよ、生徒達との出会いは、すべて一期一会。

 

「何かをしっているように語る講師」

 

は全く信用できません。

 

 

誤解して頂きたくないのですが、かと言って、「いや、僕には分からないですが・・・」を口に出すような講師は最悪です。

 

「信用できない」どころか、関わりたくないです(笑)

 

 

どこまで言っても「完全に相手を理解することはできない」と知っていながら、、、

 

そのための努力を全力でする覚悟がある人間。

 

その上で「大丈夫ですよ」と笑顔で言える人間。

 

そういう講師は、自信に満ちあふれてみえます。それは、謙虚さと覚悟に裏打ちされた自信なんです。

 

 

今日は非常に概念的なお話で伝わりにくいかもしれません。

 

でも、そういう塾人は必ず世にいます。

 

きっとみなさんのお近くにもおられると信じています。

 

ぜひとも、その出会いをあきらめないで下さい。

 

 

最後まで読んで頂いてありがとうございます。