失うものなど何もない

つばめ学院の関口です。

 

 

実は知人に薦められて「嫌われる勇気」をいまさらになって読んでいます。

 

人が薦めるだけあって、やはり面白い。そんな刺激を受けてのブログです。

 

 

「嫌われる勇気」のなかで描かれている、アドラー心理学。

 

非常に興味深いのは、過去の出来事との因果関係を否定していることでした。

 

過去の出来事が「影響を与える」ということはあっても、今の自分とその環境を創っているのは「解釈」である、と。

 

 

 

つまり、私の理解ではこんな感じです。

 

ある同じ出来事であっても、「今の私がどう解釈するか」によって、過去の在り方はいかようにも変わる。ということです。

 

客観的事実は変わらないけれども、在り方は変わる。

 

 

うん。長らく受験に対して思っていたイメージと強く重なりました。

 

今日のブログで書きたいのは、受験では人は「何も失わない」ということです。

 

僕ら塾人は「何もうしなわせない」し「一生の財産になる経験を提供する」と、常々考えているんです。

 

 

冒頭から抽象的な話しが続きました。。。

 

具体的に書きますね。

 

 

よくある事は、「自分に自信がない」といって志望校を下げたがる子がいます。

 

別に「ダメじゃない」と思います。

 

でも、もったいない。つまんない^^

 

とも思います。

 

 

自信がないなら、自信がわくまで勉強すれば良い。

 

学力が足りないなら、しっかり勉強すれば良い。

 

やる前に「不合格」を気にしすぎるんです。そして「不合格」は失敗だと思っている。

 

だから、受験勉強の価値を「どこに合格するか」に置くんです。

 

とんでもない間違いですよね!

 

 

受験の価値は「受験勉強を通じて得た経験」そのものです。

 

あとは、それをいかようにも「解釈」できます。

 

 

最悪なのは「経験しない」ことです。

 

適当な受験生活を経て「なんとなく合格」してしまうことこそが、最大の不幸。

 

 

お話を最初に戻しますね。

 

受験勉強で失うもの、なんて何一つないんです。

 

大きな外圧にさらされながら、ひたすら懸命に努力して、積み上げて。

 

その経験は、「合否」という結果によって、まったく影響を受けません。

 

だからこそ、思い切り自分に期待して、思い切り希望を抱いて、思い切り勉強すればいいじゃないですか。

 

 

 

「自分に期待する勇気」を持つこと。

 

それができれば、その後の人生は間違いないく素敵なものになるはずです。

 

 

新受験生を持つご家庭は、ぜひ一度意識してみて頂きたいのです。

 

「我が子は思い切り自分に期待しているだろうか?」

 

 

いま、この瞬間にいかに「全力を出しきれるか」それが大切。

 

「全力を出し切る」ために、人は夢を持ち、希望を抱くんだと思います。

 

そこになんのブレーキも加減もいらないんです。

 

思い切り期待値上げればいいじゃん。思い切りぶつかっていけばいいじゃん。自分を信じきれば良いじゃん。

 

 

その結果として、傷つくこともあるかもしれない。でも、行動しないよりマシ。

 

だって、行動しなくたって、、、

 

自分の期待値下げたって、、、

 

傷つく時は傷つきますから(笑)

 

 

すべての生徒に、「自分を信じて、期待する」ことができるようになって欲しいのです。

 

自分を信じるのに必要なのは、「根拠」ではなく「勇気」です。

 

決断したその日から、最高の体験が待っています。

 

 

是非とも、一緒に突っ走りましょう!

 

 

最後まで読んで頂いてありがとうございます。

 

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コメント: 1
  • #1

    ごりんごりんご (月曜日, 25 4月 2016 18:29)

    自分自身やものごとを、前向きに楽観的に捉えるには、特に
    親の生き方、哲学が問われますね。自己評価の低い子が殆どです。