おもてなしのこころ

つばめ学院の関口です。

 

NHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」ってご覧になりますか?

 

私はあの番組が大好きなんです。

 

もともと、テレビをみない人間なんで、いま私が視聴するテレビは3つだけです。

 

・プロフェッショナル

・真田丸(大河ドラマ)

・ドラゴンボール(再放送)

 

このなかで、ドラゴンボールは人造人間セルが出てきたので、そろそろテンションが落ち始めています。。。

 

 

 

今日の本題は、その「プロフェッショナル」についてです。

 

以前「石原仁司」さんが出演された回を見て、衝撃を受けたんです。

 

料理人である石原さんは、昼のミーティングで予約の入った顧客全てについてスタッフと情報を共有していました。

 

つまり、「どんな料理をだすか」と同時に、「誰をもてなすか」をしっかり意識されていたんです。

 

 

衝撃を受けました。

 

自分は塾人として同じことができているのか?

 

飲食店にくれべれば、塾なんて「今日、誰がくる」なんて簡単に分かります。

 

では、そこで、「誰が何を抱えてやってくるか?その子に何て声をかけて、今日はどんな学びを得て帰ってもらうのか」

 

そういう事をほとんど考えていなかった自分を反省しました。

 

以来、生活のスタイルは「料理人」を意識するようになったんです。

 

 

よく聞かれます。

 

「塾は夜の仕事なのに、なんで朝の9時から教室にいるの?」と。

 

それは、一流の料理人がそこにいるからです。

 

意識変えると、毎日が戦争のようになりました。

 

 

朝イチから、徹底的な仕込みが始まります。

 

「今日、来る子の構成を確認。小話で何を話すかネタを仕込む。号令とともにすぐに学習スタートできる準備」

 

そういった、心の準備とプリントなどの物理的な準備で午前中が終わります。

 

昼食を終えると、すぐに本格的な仕込みが始まります。

 

つまり、その日に必要になる「動画」の作成です。

 

これは、お客様である生徒がくるギリギリまで試行錯誤を続けます。

 

 

そして、塾生が来たら全てを投げ出して、笑顔で迎えます。

 

メインの夜の時間は、ただひたすらに生徒の観察と、一言二言のアドバイスに限定します。

 

理解が弱い子に対しては、即興の類題をシャワーのごとく浴びせます。

 

 

そして、全ての生徒が帰り、「店じまい」です。

 

今日の記録を整理し、管理します。

 

誰が何をして、どういう表情で帰ったのかを振り返ります。

 

フォローが必要な子、もっと負荷を強くした方が良い子を認識したうえで、翌日の「仕込み」に活かすんです。

 

 

ほんと、最近は切に思います。

 

 

塾人は一流の料理人に似ていると。

 

 

最後まで読んで頂いてありがとうございます。