つばめ学院の関口です。
今日は実は大人にも気をつけて頂きたい「言葉」についてのお話を書きます。
細かい言葉の使い方が、知らぬ魔にその子の性格や行動に影響をあたえる事もあると、私は考えています。
「すいません」
と
「ありがとうございます」
これをお子さんは使い分けできていますか。
もし、できていないとすると、ご家庭の影響が大きいのかもしれませんね。
塾生と話しをしていて、よく「なんでいま謝ったの?」
と聞く事があります。別に悪い事していないのに「すいません」という子がけっこういます。
本人に話しを聞くと「え?いや、なんでだろう」
答えられないことが多いんです。
よく分からないうちに、「すいません」が口から出てしまう。
それは日本人としての謙虚さのあらわれかもしれません。
でも、他方で弊害があるのも事実です。
よく観察すると「ありがとうございます」の意味で「すいません」を多用する子が多いように思います。
以前から指摘しているように、「語彙が貧弱」になると「感情が貧弱」になります。
感謝を伝えるなら「ありがとう」
謝るなら「すいません」
きっちり使い分けた方が相手も気持ちが良いですよね。
「そんな細かい事」と言う方もおられると思います。
でも、それを放置しておくと、ビジネスの場では損することも多くなります。
例えば、お客様のミスで書類を書きなおしてもらう場合。。。。
「お手数をおかけして、すいませんが・・・」
「お手数をおかけして、大変だとは思いますが・・・」
の違い。積み上げていくと、やがて大きなアンバランスを生むことになります。
何度も謝られていると、相手が「間違った事をして自分に迷惑をかけている」と勘違いする人も出てきます。
相手の落ち度のせいで、こちらが文句を言われるようになってしまってはたまらないですよね。
別に「自分の正当性」を強く主張するという事ではないんです。
間違った「すいません」を多用すると、思わぬ面倒に巻き込まれます。
さらに、お子さん達が将来仕事についてから。。。
日本人以外の人とビジネスをする場合には、さらにこの感覚は大切になってきます。
無闇に「すいません」と謝るのは思考停止です。
それは、相手の立場や気持ちを思いやるという力を弱くしてしまうかもしれません。
是非、今日からでもお子さんの言葉に注意してみて下さい。
「謝らなくていいんだよ」
「そいう時は、ありがとう。だよね」
と声をかけるだけで、いろんな行動が変わってくるはずです。
最後まで読んで頂いて 「ありがとうございます」
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