「強がる」のは弱いから

つばめ学院の関口です。

 

最近、「強い人」というイメージが一人歩きしているような気がしてならないのですが。。。

 

思い過ごしであることを願います。

 

私は大層に「弱い」人間ですので、つい先日あった出来事をここ2日ほど引きずっているほどなんです(T_T)

 

そんな弱音から入ってみましたが、今日のテーマは「強さ」についてです。

 

 

塾という場所で仕事をしていると、強い子・弱い子さまざまな子を見てきます。

 

そして、1つの確信があります。

 

「強がるのは、弱いから」

 

という確信です。

 

論理的に考えてもそうですよね。

 

「強い」なら、「強く見せる」必要はないです。

 

「弱い」から、「強く見せる」ことが大切なんです。

 

 

ですから、「強がっている子」と出会うと、まずはその子の「弱さの元」を探ることにしています。

 

そして、その「弱さの元」を受け止める。

 

「それでいいんじゃねーの」と言う。

 

それが一番重要な事です。

 

 

なぜ、そんな事をわざわざするのか。

 

単純な話しです。

 

その子に「素直」になって欲しいんです。

 

でも、「素直さ」は「強さ」です。相手の言う通りに自分を動かす。

 

よほど自信がないかぎり、できることではありません。

 

「自分の価値は絶対である」という安心感があってこそ、素直になれます。

 

だからこそ、「素直さ」は「強さ」なんです。

 

 

ひるがえって、「強がる子」です。

 

「強がる必要がある」んですから、それだけ「弱い」んです。

 

塾の先生の言うことなんて、「全力で拒否」します。

 

そこで、思い切り間違うのが、「より強く出る」ということです。

 

 

そもそも弱い相手に「強く」出るわけですから。。。。相手はさらに防御を強めます。

 

 

「強がることしかできない」ほどに「弱い子」ほど、受け止めないといけないと感じています。

 

私自身も弱い人間ですから。

 

 

「あのさぁ。。。あらためて見るけど、お前のこの成績。。。どんだけ学校の先生に嫌われてるんだよ」

 

「だってさ、学校の奴らはさ、先生みたいに俺のこと見てないもん。あいつら、みんなバカなんだよ!」

 

「バカはお前だ(笑)」

 

「なんだよ、それ」

 

「お前がバカだという、その相手のおかげで、いま自分が困ってるんじゃねーか。だからバカはお前だ。相手の事が気に入らないなら、そいつを利用するくらいになれば良い。それが強さなんだよ」

 

「なになに?それ。あいつらを利用するって?」

 

「興味ありそうだねぇ(笑)。もちろん何でも教えてやるよ。でもな、まずはお前が強くなれ。話しはそれからだ。弱いままでいるかぎり、お前のいう「バカ」と同じレベルなんだ。お前はもっと強く、大きくなれ。そうなったら、きっと今の自分の気持ちすらどうでもよくなるよ。」

 

「全然、わかんねぇ」

 

「だから、お前はバカなんだよ(笑)」

 

 

 

どの学年にも1人はいつような奴です。

 

その弱さに気づける程度には、強くありたいと思っています。

 

弱い大人は、彼らを叩きます。

 

少なくとも、それで何も変わらないという程度の事は分かっているつもりです。

 

 

最後まで読んで頂いて、ありがとうございます。