自分の知らない自分

つばめ学院の関口です。

 

一時は朝型更新ができていたのに、いつの間にか夜更新が普通に戻ってしまいました。。。

 

今日のお話なんですが、これも塾に関する「私の考え方」を書いていきます。

 

 

よく誤解される事があるんです。

 

塾人をやっていると「その子に何が必要なのか」を分かっているのではないか。

 

という勘違いです。

 

正直に書きます、、、「ぶっちゃけ、分からない」ですよ、それは。

 

理由は単純です。私がその子とお会いするのが初めてだからです。

 

初めて一緒に勉強する子の事なんて、、、いきなり分かるような超能力は持っていません。

 

残念ですが。

 

 

とは言え、「分かりません」では済まないし、済まさない自負があるからこと塾人として生きているのも事実です。

 

そこでのポイントは2点です。

 

 

まず、1点目は当然の事のようですが・・・「私は、全力でその子の事を理解しようとします」

 

当然の事です。普通は・・・

 

あとは悪口になるので控えます。

 

 

その子の事を理解するために使う手法は「仮説と検証」です。

 

この「仮説」の段階では、さすがに経験が有利に働きます。

 

ただ、間違って頂きたくないのは、「仮説」がばっちりハマることなんてまずないんです。

 

ひとりひとり違うんですから。

 

「仮説の精度」なんかよりも大切なことは、検証のスピードと精度です。

 

 

「この子にとって、コレが足りないんじゃないか?だとすれば、こういう類題を出してみると、こっちに反応するんじゃないか?」

 

そんな事の繰り返しが、日々の授業なんです。

 

 

そうやって、「全力で理解しようとする」という事が、塾人としての私を支えています。

 

 

そして2点目、もう一つの柱が「諦めない」という事です。

 

「その子を理解することを決してあきらめない」

 

という事です。

 

この点は、塾人になってから相当に鋭くなったと感じています。

 

少し失礼な話しですが、よく保護者からご相談頂く時に「この子はそういう子ですから」という言葉を良く聞きます。

 

頭ごなしに否定するような事はありませんが、

 

「そうなんですかね。。。ちょっと、まだ判断できないです。是非、一緒に勉強してみたいです。楽しみですね。」

 

というような事を言います。

 

 

子供に限らず、、、人間が「今現在そうである」事に必ず理由があります。

 

その理由を「知る」事をあきらめなければ、必ず「無理」だと思っていたところにも光がさします。

 

実際、一番諦めが早いのは実は「本人」なんです。

 

だからこそ、プロの塾人たる人間は、「本人」の何倍もその子を理解する事にたいする諦めの悪さが必要なんじゃないかと思っています。

 

「本人が知らない自分」

 

が見つかることなんて、しょっちゅうです。

 

なにせ、諦めの悪さが違いますから^^;

 

 

塾という場所が、、、、

 

ご家族も、本人も、誰もしらなかった「その子」を発見する場だとしたら。そんな素敵な塾はないですよね。

 

いま、この眼の前の教室を、全ての生徒にとっての「そんな素敵な場」にしようと思っています。

 

これまた、諦め悪く、挑み続けます。

 

 

最後まで読んで頂いてありがとうございます。

 

 

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