大人になるという事

つばめ学院の関口です。

 

今日は私の昔話を書きます。

 

小学校の2年生くらいだったと思います。。。

 

実は、(どう見えているか知らんですが)こう見えても小学生の頃はサッカークラブに通っていました。

 

あいにく近くにサッカークラブがなかったので、電車で2駅はなれたクラブに通っていました。

 

普段は電車で行くのですが、その日は珍しく親父が車で送迎してやると言い出します。

 

行きは良かったのですが、問題は帰りです。練習が終わっても迎えに来てくれません。。。

 

携帯電話はない時代ですから、公衆電話から家に電話しても誰もでない。

 

「待つ場所を間違えたかな?」

 

ウロウロとそれらしい場所を探しつつも、入れ違いになるのはもっと怖いので、クラブハウスから離れることもできません。

 

時間にしたら、30分程度だと思います。散々、待ちぼうけを食らった後に、親父の車に拾われます。

 

聞けば、「待ってる間に仮眠したら寝過ごした」とのこと(笑)

 

小学2年生にとっては、大事件でした。社内でその話しを聞いたとたんに、安心して泣き出したことを良く覚えています。

 

 

 

さて、本題です。

 

別に、「ボクにもかわいい時代があってねぇ」なんて話しを書きたいんじゃないんです(笑)

いや、ちょっとはしたいかも。。。

 

小学2年生の私にとって、2駅離れた場所で1人放り出されたというのとは大変な事だったんです。

 

今ならどうってことないですよ。

 

実際、当時も電車賃くらいは持っていたはずです。

 

10分も待って親父が来ないなら、電車で帰ればいい話しです。家に帰って寝転がってればいいだけです。

 

親父が戻ったら、「何しとんじゃ!!」と言えば済む話。

 

でも、当時の私にはそれができなかった。幼かったからです。家から数キロ離れた町に放り出されたら何もできませんでした。

 

でも、大人になった今は目的地さえはっきりしていれば、行き方なんてどうにでもなることが分かっています。

 

 

 

やっと近づいてきましたか(笑)

 

結論です。

 

「大人になる」ってどういう事か。。。

 

どんな状態でも、「ぽいっ」って社会に放り出されても、ちゃんとそれなりに生きていける状態になる。

 

それが大人になるって事なんだと思います。

 

 

話しを教室に持って行きましょう。

 

私の目の前にいる生徒達が「大人になる」って、やはり同じ事だと思っています。

 

ある日、突然に、「ぽいっ」って社会に投げ出される事は事実としてあるんです。

 

それは、どんなに勉強していたってなるんです。

 

 

三菱自動車は工場が停止状態ですよね。雇用調整も始まっているようです。

 

シャープは「雇用維持」が鴻海との契約条項にあるそうですが、やはり予断を許さない状況でしょう。

 

シャープなんて、私が就職した頃は超一流企業でしたから。

 

どこで何をしようとも、ある日突然に「ぽいっ」ってあるんです。

 

 

その時に、かつての私のように「ただお迎えを待つ」のは、良い子かもしれませんが、良い大人ではないです。

 

「お父さんは迎えにきてくれるって言ったんだ!」

 

小学生なら許されます。

 

大人だったらバカにされます。

 

 

全ての生徒に望みます。

 

「目的地をはっきりさせて、どんなところからでも、そこにたどり着ける力をもった大人になる」

 

ということを。

 

 

目的地のない「山手線」にお子さんを乗せて、ぐるぐる電車で回っているだけなんて事ないですよね?

 

 

最後まで読んで頂いてありがとうございます。

 

 

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