素直力という武器で生きてきた

つばめ学院の関口です。

 

今日は「素直さ」について書きますね。

 

多くの教育者や指導者の方が口を揃えて言われる事があります。

 

「一番伸びるのは、どんな人ですか?」

 

という質問に対して。。。

 

「素直な人(子)」

 

という回答です。

 

 

私も指導的な立場にいる人間として非常に共感します。

 

 

ここから、ちょっと私事に入っていこうと思います。

 

自慢じゃないですが。。。。「私はものすごく素直」な人間です^^

 

おそらく「素直力」が私の最も大きな競争力だと自負しています。

 

 

「素直力」を軸に置いている人間ですから・・・

 

当然、「やった方が良いよ」というアドバイスはほとんど受けます。

 

疑問があれば質問しますが、

 

「やっぱりやった方がいいんですかね?」

 

とか

 

「本当にやらないとダメなんですか?」

 

とかいう下らない事は言いません。

 

「とにかくやる」という事に関して、誰にも負けたくないんです。

 

だからこそ、いまの自分があるのだと思います。

 

 

いや、あの、「自慢話」で終わる気は毛頭ございませんので、ご安心下さい。

 

 

「言われた事はなんでもやってやる」という意識は、強力な武器になります。

 

私が予備校時代の昔話をしましょう。

 

ほとんどの塾生にしている話しなんです。

 

 

私は高校2年の後半から、親の許しを得てとある現役生専門の予備校に通うことができました。

 

知り合いは1人もいません。つくる気もありません。ただ、学力を上げるために通っていました。

(そういう奴って、近づき難いと思われつつ、話かけてくる奴も多いのが面白いですね。友達は作りませんでしたが)

 

予備校に入って、すぐの段階で、数学の先生に会いに生きました。

 

「先生、ご相談があるんですが」

 

「お、えーっと、関口くんだよね。どんな相談?」

 

「あの、僕は今の学力が非常に低いんです。でも理科大に合格したいと思っています。僕は今から何をどうして行けばいいのか教えて頂けませんか?その代わり、先生がおっしゃる事は全て実践します」

 

その時の予備校の講師の方の顔がほころんだことを覚えています。

 

「関口くんは随分と真面目なんだね。うん。もちろん君を応援するよ。じゃあ、まずはね・・・」

 

一生懸命に先生は私に勉強の方針を教えてくれました。私も必死にメモをしました。

 

一通りの話が終わった後に、こう伝えました。

 

「先生、僕は言われた通りに必ずやり切ります。ですから合格させて下さい。万が一にでも僕が不合格になるような事があれば、全て先生の責任だと思います。もし、今後また追加があれば言って下さい。全てやります。だから、先生は僕の受験結果の全責任を負って下さい。今日はありがとうございました。」

 

そういった途端に、講師の先生の笑顔が消えました。

 

ひどい奴ですよね(笑)

 

今でも思います。ひどい奴だなって。。。

 

 

だから、言うんです。生徒達に。

 

「素直ってのはさ、言われた通りに全てやるってこと。で、そこまでしたら、結果責任を相手に突きつける事ができるんだよ。俺はそうやって生きてきた。だから、当然なんだけど、君たちが同じように言ってきたら、俺は受けて立つ覚悟がある。」

 

生徒達は私のような「野蛮な人間」ではないようで、今までそれで私のように言ってきた子は1人もいません。

 

でも、いつでも待ってます。

 

「全部やるから、失敗した時は全ての責任をとって下さいよ」

 

って、私に突きつけて来る子を待ってます。

 

 

特に受験生には全員に言います。

 

俺に向かってこい。俺をビビらせてみろ。受けて立ってやるから。かかってこい。

 

 

いま、この時期に書くのには良いお話かなと思います。

 

 

「素直な子」っていうのは、従順で誰の言うことも聞く子。ではない場合があります。

 

「素直力」を武器に生きていく子は、とんでもない力強さを持つ子だと思っています。

 

 

これからも、ずっとこの姿勢は貫きたいと思っています。

 

 

全ての生徒に対して思っています。

 

 

かかってこい!できるもんなら、俺を超えてみろ。と。

 

 

最後まで読んで頂いてありがとうございます。

 

 

■プロ直伝!!親子のコミュニケーション術■

親が言うと全く聞かないのに、塾の先生が言うことだけは聞くのよね。
そんなご経験はありませんか?

中高生と日々接している塾人には、経験と理論に裏打ちされた独自のノウハウがあります。
5日間、毎日無料で実践的なテクニックをメルマガでお伝えします。是非、ご家庭の会話に取り入れてみてはいかがでしょうか?

お申し込みはこちらから