つばめ学院の関口です。
今週中には公立中学の中間試験結果がほぼ回収できそうです。
速報のレベルでは非常に明るい声がたくさん届いております^^
本日は「ポジティブ・コミニュケーション」(造語です)について書きますね。
ご家庭でもきっと役立てる内容が見つかると思います。
親子のコミニュケーションについては、メルマガでも書いているのですが、ちょっとだけアレンジを変えて今日のブログにしてみます。
つばめ学院はプロの学習塾として、「ポジティブメッセージをシャワーのように浴びせる」ことを信条とします。
ここで勘違いして頂きたくないのは。。。
「○○くんなら、きっとできるって!」
「大丈夫、大丈夫。今回だめでも、次に頑張ろうよ」
というような、気持ちの悪いペラペラな「ポジティブ」ではないという事です。
ポイントは2点です。
1.言葉は悪くても意味が前向きであること
2.事の本質をしっかり認めること
わかりにくと思うので、1つずつ説明致します。
1.言葉は悪くても意味が前向きであること
まず基本的な事なんですが、、、人と人の距離感が近づくと言葉は砕けます。
いつまでも「お行儀の良い」言葉を使っていると、なんとなく距離感を感じてしまいます。
そんなことから、基本的には相手を傷つけない程度であれば言葉の悪さは許容します。
実際に私も、
「アホかお前は!できない、わからないって。やってねーだけだろが。あのね、この前の段階を一回の説明でクリアしてるお前がだ。できないわけがないだろ。っつーか、集中力が切れてるのは目に見えてるし。やるなら集中してやれ、できないなら帰れ。お前の能力と時間を無駄遣いすんな」
「お前みたいにやりもしない奴が”バカ”を語るなんざ、お前自身に失礼なんだよ。本当に”バカ”だと言いたいなら、やるだけの事をやってから言え!お前より先に俺が腹立つわ。自分の事を勝手にバカ呼ばわりしてんじゃねーよ」
もちろん、全てがこんなコミニュケーションなわけじゃないですから(笑)
一番極端な例ですよ、あくまで(汗)
前向きな表現というのは、ペラペラなポジティブワードではないはずなんですね。
一番伝えたい事を、一番伝わる方法で伝える。それが「ポジティブ・コミニュケーション」です。
2.事の本質をしっかり認めること
別の言い方をするならば、どれだけ具体性があるか。という事かもしれません。
「お前ならできる」
「俺は信じている」
って、、、
前向きなんですけど、あまり元気になれないですよね。いや、松岡修造レベルで言われたら元気になれるかもしれませんが。。。
これからの季節にはやや不向きです(笑)
具体性というのは・・・
「あのさ、お前はいま”うっかりが多い”って言ったよな。でもこの2行目の式を書いたら全部正解したろ?つまり、お前は”計算ミスが多い奴”じゃないんだよ。サボってた奴なの。で、大切な事は、お前は計算が苦手なわけでもなくて、頭が悪いわけでもないの。すぐサボるの(笑)。ちゃんと手順守れば絶対にできる。それは、いまここで証明できたよね。」
「お前が言ってた”記憶力が悪い”って、嘘だったろ(笑)隠しながら覚えて、自己テスト3回やっただけで、もうこんなに覚えたんだよ。じゃあ、あと10回やれよ。時間にしたって1時間前後の話しだろ。そしたら完璧になる。それで良いだろ。勝手に能力のせいにすんな。お前に能力はある。」
具体性を持った言葉は、やはり本質的です。
言葉の丁寧さとは違うんですよね。本質的に「前向きである」。それが「ポジティブ・コミニュケーション」です。
最後に1つお願いがあります。
もし、ご家庭での声がけで、「〜するな」「〜だと(悪いこと)になるよ」
という言葉が多いな、と感じられるようであれば。
「〜しろ」「〜すれば(良いこと)になるだろ」
という言葉に変えて頂きたいんんです。
繰り返すように、言葉を丁寧にしなくても構いません。親子で丁寧な会話もちょっと・・・ですよね(笑)
なぜこんな事をお願いするかというと、理由があるんです。
非常に多くのご家庭から、「どうせ親の言うことなんて聞いてないですから」という事をうかがいます。
残念ですが、きっとそれは事実かと思います^^;
ただ、ただですよ。
「どうせ聞いてないんです」
だったら、前向き表現の方がいいじゃないですか。
聞いてないなら、前向きだろうが、後ろ向きだろうが関係ないですから。
でも、、、、「全く聞いていない」ということもまたあり得ないんです。
だからこそ、ご家庭の表現を「前向き表現に変える」それはきっと、静かに静かにお子さんの心に染み入るはずです。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。
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