つばめ学院の関口です。
中間試験の結果が続々と戻ってきています。
今回は今までにないくらいの「演習量」をしっかり確保できる仕組みを実施した結果。。。
驚くほどに。面白いように。
素晴らしい結果の数々が手元に届き続けております^^
本当に毎日が「ハイ」な状態になってしまいます。
今日は、ちょっとそんな「嬉しい試験結果」に関する思い出話しを書いてみますね。
以前、都内の塾に務めていた頃の話しです。。。
とある女の子が入塾してくれました。
顔立ちのすっきりとしたクールな女の子です。
もともと同じ学校に通う友達も塾内にはおらず、感情を表に出すタイプでもないので、いつも淡々と授業に来てくれていました。
「淡々と・・・」というのは、塾人の私としては非常に心配になってしまうので、毎回、いろいろと馬鹿話をしてみたりはするのですが、反応はイマイチ。。。
一番気になっていたのは、彼女の成績です。
授業をしている感覚では非常に理解力が高く、小テストをしてもほぼ完璧にこなします。
宿題もバッチリ。態度も素直。
その割には、頂いた事前の成績データは「イマイチ」だったんですね。
いろいろと分析すると、それなりに細かな課題をいくつか抱えていました。
1つ1つをつぶしていって、、、入塾から2回目の定期試験で「大ブレイク」をしてくれました!
「どわぁーー!!やった!取れたね、できたねぇ。メッチャ嬉しいわ」
と喜ぶ私の姿を横目に、相変わらずクールで冷静な彼女。
「ありがとうございます。今回は、、、なんとか、やっと点数が上がって嬉しいです。」
「いやいやいや!お前さ、反応違うだろ。”嬉しいです”じゃなくて、”うわぁー!やった!!”とかないの??」
「それは、、、特にないです。」
もう、あまりに心配になってお家にお電話してしまいました。
「お母さん、やってくれましたね!見てくれましたか?言葉かけて下さいましたか?」
お母さんから、とっても大人な感じでお礼を言って頂き。私もまずは一安心。そこで、本人のあまりのテンションの低さを心配しているお話をしまいた。
以下、お母様からのご回答。
先生、そんな事そ心配されていたんですね。ご安心下さい。
先日、娘はこのテストの事よりも先生のお話をしていました。
「あの先生は、分からない」って(笑)
娘曰く、「なんであの先生は、他人の私の点数が上がっただけであんなに喜ぶんだろう?そういうのって、おかしくない?私以上に騒ぐんだよ。」
そう言って、何度も「あの先生は変だ」って言うんです。で、その時の娘が本当に嬉しそうで。
私も嬉しくなりました。ありがとうございます。
そんな素敵なお言葉を頂いて、涙が出るほど嬉しかったのと同時に、「一人でバカ騒ぎしてるだけ」という不安も払拭できました。
その後、その子の表情もどんどん柔らかくなり、結局はそのご家庭から兄妹3名をお預かりすることになりました。
私の退任が決まった時に、、、、兄妹3人とお母様が授業中に教室に来てくれました。
授業中ということで、気を使って教室の外にいたんです。4人で。冬の寒空の下。
退任の日。教室で最後の授業をしている最中にふと、窓の外を見ました。
(教室の構造上、生徒の方を見ると自然と外も見えるんです)
そこに見えたのは、「バカみたい」に思い切り飛び跳ねて、両手をふりまくる3人の兄妹。。。
そして、授業中だということもあり、申し訳なさそうに何度も頭を下げるお母様の姿。
さすがに涙が出ました。
「お前ら寒いのに、外でなにやってんだよ!!」
「最後の日だからー!会いにきた。先生に」
屈託のないその笑顔を一生忘れる事はないと思います。
そして、その経験があればこそ。。。
今日も一人で「バカみたい」喜ぶんです。
「うおっしゃあああ!!上がった!やったな、やっと出たな。すげー嬉しいぞ!!」
うん。
生徒以上に。生徒から「バカじゃなかろうか」という目をされても(笑)
嬉しい事を、思い切り表現します。
その「バカ」には、人を元気にする「価値」があるということを。一人の生徒が私に教えてくれました。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。
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ごりんごりんご (日曜日, 05 6月 2016 05:49)
ですよね。
他人が私のことで喜んでくれる・・・人格が変わるほどのインパクトですよね。