本物のチームプレー

つばめ学院の関口です。

 

今日は中学生に知っておいてもらいたい「チームプレー」を書こうと思います。

 

 

実は先日、中3の生徒が時期を早めて今の時期に部活を引退することを決めました。

 

大英断だと大いに称えました。

 

もちろん、そこに至る苦悩や涙を知らないわけではないので、無邪気に言える事ではないです。

 

それでも、「君の選択は正しい!」と伝えなければ、誰だってやる気を失います。

 

もちろん、引退の理由は「受験生としては勉強を優先したいから」です。

 

 

 

しかしです。

 

 

これを「大英断だ!」と称えないといけない状況が大問題だとは思います。

 

人はそれぞれの事情があり、考えがあります。

 

それを受け止めずに、一律で「引退」の時期を「夏の大会」や「秋の演奏会」と決めつけて、そこまで所属することが部員の務めのように語る事には大いに違和感を持ちます。

 

 

中学生に知ってほしい事は、「本当のチームプレー」というものなんです。

 

これはビジネスをするようになると、身に沁みて分かります。

 

 

では、ここからは中学生に向けて。

 

一人一人が「最高のパフォーマンスを出せる」という事が強いチームの条件です。

 

チームメンバーは「チーム」に依存してはいけません。

 

「最高のパフォーマンスを出せる個人」が協力するのが「チーム」です。

 

人が集まっただけのもたれ合いは「チーム」とは呼ばないのです。

 

だからこそ、

 

「自分はチームに貢献できているのか?」

 

という事をしっかり意識してほしい。

 

「勉強しなくていいのかな?」と思いながら「まわりが来るから」と言う理由だけで練習に参加するとしたら、そんな自分は「最高のパフォーマンスを出せる個人」だろうか。

 

練習参加を1日減らしても良いかもしれない。

 

減らした分に勉強をして、そして周りに遅れをとらないようにしっかり練習する。

 

そういう選択だってあるんだ。

 

いや、そういう選択を「考える」ことが必要なんだ。

 

 

なぜなら、いまの君たちが世に出る頃には・・・「まわりがそうしているから」という理由で足並みを揃える行為に何の価値もなくなっているはずだから。

 

世の中は「本物のチーム」を本気で求めている。

 

「まずは自分のパフォーマンスを上げる」

 

これが、チーム貢献の「絶対条件」。

 

 

自分の希望を通す事は「わがまま」なんかじゃない。

 

チーム貢献のための必要条件。

 

その事をしっかり主張し、分かってもらう。

 

その代わりに、他のメンバーの事情も理解し、補完できるところは全力でフォローする。

 

そうやって、「全ての人」が最高の状態で活動することが、「強いチーム」を作る。ということをちゃんと知って欲しい。

 

 

「まわりの顔色をうかがう」ばかりの寄り合い所帯は決して「強いチーム」にはなれない。

 

それを現実世界で嫌というほど、見てきたよ。

 

だから確信を持って言える。それは「チーム」じゃない。

 

 

「まわりに悪いから」と良く言うセリフがある。

 

本当か?

 

そこで自分の都合を優先することは、まわりに迷惑をかける事なんだろうか?

 

いま、目の前にあるのは「我満の押し付け合い」なんじゃないか?

 

「私が我満しているんだから、あんたも我満しろ」

 

そんな傲慢さじゃないのか?

 

「私は事情があって、こうしたい。だから、あなたも融通してほしいことがあったら言ってほしい。」

 

全員がそういう想いをもって行動できれば、誰も我満しないで済む。

 

 

いつも言っているよね。

 

「みんなで幸せになろーぜ」

 

ってのは、そういう事。時に人と衝突することもあるし、言わなきゃいけない事もある。

 

でも、我満を押し付けあってたら、いつまでたっても我満するだけ。幸せになんてなれないよ。

 

 

「強いチーム」にしたいなら、自分が「強いメンバー」にならないといけない。

 

最強のチームプレーに「我満」なんて文字はないんだ。その事は大人になってからも使える、一生モノの考え方。

 

 

チームに貢献したいなら、「自分を大切にしろ」。

 

今日伝えたい事はそれだけ。

 

 

最後まで読んで頂いてありがとうございます。

 

 

 

 

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