試験対策は3週前に勝負を決める

つばめ学院の関口です。

 

当塾で一番在籍の多い大和中学校の期末試験が昨日から3週間前に入りました。

 

今日のお話は「試験対策」に関するお話です。

 

そして、つばめ学院で行っている「3週間前に勝負を決める」ための取り組みについてご紹介致します。

 

 

今週から私はある紙を対象の生徒に配り始めます。

 

「期末試験学習計画」

 

です!

 

 

「学習計画は生徒自身の手で作らせないと・・・」

 

というご意見もあろうかと思いますが、私はそう考えていません。

 

まず、お手本もなしに我流で計画を立てたところでろくな計画は出てきません。

 

ちゃんとした計画を見て、「こうやって立てるのか」と思って真似できるようになるほうが、よほど意義は大きいです。

 

 

プロジェクトマネジメントをされている方は良くお分かりだと思いますが、「良く練られた計画」こそが、プロジェクト成功のために最も価値のある紙の1つです。

 

試験対策は1つのプロジェクトです。

 

質の高い「計画」で戦えば、かなりの確率で勝てます。「試験勉強」の質が大きく向上するからです。

 

 

具体的な内容に入ります。

 

なぜ、3週間前に「勝負あり」となるのか?

 

 

今回配った「学習計画」ですが、配ったそばから批判を浴びます(笑)

 

「え??先生!3週間前なのに、もう3教科も課題終わらせないといけないんですか?」

 

「うん。だって良く見てよ。どうやって考えたって、ワーク3周目まで入れようとすると今週にそこまで終わっていないと無理でしょ」

 

「。。。まあ、確かに。そうですけど。でも、無理です!」

 

「別に意見聞いてないの。やれって!どこまで愚直にこの計画を守るかが大切なの。で、うまくいかない時はすぐに俺に相談に来なさい。まずは、やれ!」

 

そんなやりとりをしました。

 

 

まだこれでは、3週間前に「勝負あり」となる理由は分かりにくいですよね。

 

仮にこの計画にある「ワークを終わらせる」が達成できずに、8割程度しかできない状態で週明けを迎えた子はどうなるでしょうか。

 

当然「焦り」がでます。「計画に対して遅れている。このままでは、3周目までやりきれない」と。

 

2週間前に入る前段で、すでに「焦って」いる状態ができます。

 

まわりの子が悠長に構えている時に、「ヤバイ!終わらん!!」という事が明確に見えています。

 

これこそが、「計画」の持つ力です。

 

周りに見えないものが、見えるようになる。

 

そして、それがすでに3週前に「具体的に」見えているんです。

 

「この週末に相当がんばらないと、マズいことになる」

 

そういう意識で、週末を迎えることができる。

 

 

いかがでしょうか。

 

すでに週末に入る段階で「勝負あり」です。

 

生徒に対して「計画の遅れ」を早い段階で「明確」かつ「具体的」に示す。

 

そのことができれば、生徒は「前向きに焦る」ことができます。

 

結果として、友達が悠長に構えているわきで「懸命にやるべき事に取り組む」という事ができます。

 

 

塾がいくら教えたところで、生徒がしっかり勉強しない限り成績が上がることはあり得ません。

 

だとすれば、「いつ」「何をすべきか」を納得のいく形で、はっきりと示して上げることができる計画にこそ、大きな価値があるんです。

 

 

最後まで読んで頂いてありがとうございます。

 

 

■プロ直伝!!親子のコミュニケーション術■

親が言うと全く聞かないのに、塾の先生が言うことだけは聞くのよね。
そんなご経験はありませんか?

中高生と日々接している塾人には、経験と理論に裏打ちされた独自のノウハウがあります。
5日間、毎日無料で実践的なテクニックをメルマガでお伝えします。是非、ご家庭の会話に取り入れてみてはいかがでしょうか?

お申し込みはこちらから