君に代わって勉強すること「だけ」ができない

つばめ学院の関口です。

 

今日のお話は、「塾の機能」についてです。

 

これを読んで頂いている方はどんな印象をお持ちでしょうか?

 

「勉強を教えてくれるところ」

 

「成績を上げてくれるところ」

 

場合によっては、

 

「人生を教えてくれるところ」

 

なんて、ありがたい思いをお持ちの方もいるかもしれません。

 

 

もちろん、いろんな機能を持っていることは確かです。

 

最も大きな機能の1つに、「その子の課題を発見する機能」があると私は思っています。

 

塾をやっていると、

 

「俺はバカだから」

 

「私は○○はダメなんです」

 

という子に良く出会うものなんです。

 

 

私がいつも絶対に貫く考えがあるんですね。

 

それは、

 

「必ず原因はある」

 

という事なんです。

 

いま、何かの壁にぶち当たっているとして、、、

 

必ずその「原因」となるものがあるんです。

 

それは、「その子がバカだから」でも「その子にやる気がないから」でもないんです。

 

何かあるんです。絶対に。

 

塾に来ているんですから。

 

成績が上がったらいいな。勉強ができるようになりたいな。

 

誰もがそういう思いがなければ塾には来ません。

 

 

そうだとすれば、成績が振るわない理由は「バカだから」でも「やる気がないから」でもないんです。

 

そして、その原因は驚くほど個々人によって違うんです。

 

だから、塾人としての信念は「諦めない」の一点に尽きます。

 

 

本人もご家族も「見つけられなかった原因」を突き止めて、提示する。

 

これは、塾人としての本当に大きな「価値」を出す場面です。

 

 

さらに、その後が大切なのですが。。。

 

提示した「課題」を解決するのは、生徒本人なんです。

 

もちろん、その後押しはします。

 

でも、突きつけた課題は、その子が自分で乗り越えるしかない事。

 

だから、塾が持つ機能は「課題解決」ではないんです。

 

あくまで「課題発見」です。

 

ただし、その「課題発見」はいい加減なものでは満足しないし、絶対に諦める事はしません。

 

 

私は入塾の際に、全ての生徒に伝えます。

 

「僕は君の代わりに勉強してあげる事「だけ」はできない。その代わり、他の事は誰よりも情熱をもって、本気でやるつもり。その事を理解したうえで、一緒にやって欲しい。これから、君は、ここで自分の足で前に進み課題を解決していくんだ。ワクワクするだろ?自分に期待しまくってくれ。」

 

塾は生徒の「課題解決をする」ことができません。

 

だからこそ、今日も多くの生徒がこの教室で、自分の課題と向き合い、乗り越えようとあがいています。

 

最後まで読んで頂いてありがとうございます。

 

 

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コメント: 1
  • #1

    ごりんごりんご (水曜日, 22 6月 2016 00:37)

    [自分に期待しまくってくれ]。いい言葉かけですね。
    思わず顔が上がります。