ベーゴマに見る成長の本質

つばめ学院の関口です。

 

突然ですが。。。

 

みなさんは、ベーゴマまわせますか?

 

私はまわせます!

(いや、別にそんな自慢がしたい訳ではないんです。。。)

 

我が家にはベーゴマセットがありまして、それを家の前でやる事もあれば、別のところに持ち込んで遊ぶ場合もあります。

 

ベーゴマは結構、昔の遊び、となってしまっているので、実際には大人でも回せる人はほとんどいません。

 

一緒に遊んでくれる人の中には、「親子そろって初めてやります」という人も少なくありません。

 

 

 

「しかし、なぜベーゴマの話を書いてるの?」

 

とそろそろ、疑問に感じて頂ける頃ですよね(笑)

 

 

今日の本題は「成長」についてです。

 

 

「成長」の本質を書く上で、ベーゴマのお話は非常に分かり易いんです。

 

では、ベーゴマを続けますね。

 

親子でそろって初めてのベーゴマをするとします。

 

すると、ほぼ例外なく「大人」の方がムキになります^^

 

興味深い点は、「大人の方がうまくなる」という事でもないんですね。

 

 

つまり

 

「大人」はなかなか回せないベーゴマでも楽しむ事ができているんです。

 

全然まわらないのに楽しそうなんです。

 

「お、今回はうまく巻けたぞ。なんか、これは回る気がする」

 

「うわぁ!向こうにとんでった!引くのが遅いのかな?」

 

「よしよし、なんか分かってきた気がする」

 

そういう事を言いながら、実に楽しそうに何度もチャレンジします。

 

 

他方、「子供」はというと・・・

 

その子にもよりますが、2〜3回やってうまくいかないと、「ぷい」と他の事を始めてしまう事があります。

 

そういう親子と話をすると、非常に象徴的なんです。

 

子供は

 

「ベーゴマ難しい!ベイブレードの方が簡単に回せるから良いよ」

 

すると、大人の方が子供に言うんですね

 

「何言ってんだよ!ベイブレードなんて、誰でもすぐ回せてつまらないじゃねーか」

 

そう、「簡単なもの」は「つまらない」と言うんですね。

 

 

その違いを解くカギを「イチロー語録」から引用します。

(最近、多いなぁ・・)

 

 

 

 『少しずつ前に進んでいるという感覚は、人間としてすごく大事。』

 

 

いかがでしょうか。

 

上記のベーゴマの例でいくと、「少しずつ前進している」という実感を持てるのか、持てないのか。

 

そこに「面白い」と感じるかどうかのカギがあるのではないかと私は考えています。

 

 

 

では、勉強に応用していきましょう。

 

おそらく「勉強をすぐに投げだす子」とうのは、きっと「自分の変化に気付けていない」んですね。

 

それを、大人が教えてあげることで、その子のモチベーションが変わってきます。

 

「字がきれいになったよね」

 

「お!入って来る時の挨拶が10倍くらい良くなってる!!」

 

「なんか、最近、こなせる問題数が増えてきたよね」

 

「お前、集中する時間が最近少しずつ伸びてきたことに気付いてる?」

 

こういうコメントに対する反応は、ほとんど同じです。

 

「え?そうですか。自分では分かりませんでした。」

 

そう、気付いていないんです。

 

自分の中に起きた「少しの成長」それを本人に伝えて気づかせる。

 

 

それが成長を加速させるのではないでしょうか。

 

イチローが伝えようとした感覚も、きっとそこにあるのではないかと思っています。

 

 

 

最後まで読んで頂いてありがとうございます。

 

 

 

 

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