つばめ学院の関口です。
明日は中学生の期末試験向けに行う「時間無制限勉強会」です。
この勉強会は運営側もタフですが、何といっても参加する生徒には毎回かなり頑張ってもらうことになります。
非常にありがたいことに、この勉強会は回を重ねるごとに人気が出てきており、今回は通常時よりも机を2台も増設して詰め込んだ状態で行うことになりました。
私がこの勉強会で「価値あり」と感じている事が生徒にも伝わっているんだと嬉しい気分になりますね。
一見すると「きっちり勉強させる」という目的で行うだけのイベントに見えますが、私の中では非常に重要な2点を学ぶ機会だと位置づけています。
2つの価値についてお伝えします。
1.やったふりは通用しない
「全ての課題をクリアしないと帰れない勉強会」は裏をかえすならば、「全ての課題をクリアした段階で終了」となります。
早い子は、午前中に一斉スタートして15時ごろには終わってしまいます。
遅い子は日付が変わっても終わりません。
つまり、「やった時間」ではなく、「やった内容」でもなく、「できた結果」しか見ないのです。
遅ければ遅いほど、「もっと効果的なやり方があるはず」と思えます。
なにせ、何時間も早く帰る友達がいますから^^
正しい暗記をする子が強い
正しく計算式を書ける子が強い
言い逃れのできない「実力(能力ではない)」の差が分かります。
2.環境で追い込む
不思議な話しかもしれません。
日付が変わるほどまで遅く残った子ほど、次回も参加してくれます。
最近は人気企画なので、募集開始と同時にすぐに手を上げてくれるのは、実は前回一番苦労していた子だったりします。
こういう子は、一番大切な事が分かっているんですね。
「自分1人でやる事には限界がある。やらざるを得ない状況に身を置くことで、よりストレスを少なくして勉強に打ち込める」という事をです。
いかがでしょうか。
上記の2点の考え方は非常に重要だと思っています。
こういう勉強会をうまく利用してくれる子は、
1.のような観点から、「ダラダラと無駄に残業する大人」にはならないと思います。
また
2.のような観点でいけば、「やらなくてはならないが、気がすすまない」という事はまわりに宣言してしまう事などで、自分1人の力を超えて自身を成長させられる大人になってくれるはずです。
はじめはコンセプトに恐れて二の足を踏む子ばかりでした。。。
今では「早く応募しないと」と急いで誓約書を書いて持ってくる子ばかりになりました。
人間としての生徒の大きな成長を感じています。
さて、明日もきっちり頑張ってもらおうと思います。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。
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