寄らば大樹の陰

つばめ学院の関口です。

 

今日は妻の誕生日プレゼント購入からの、理社マラソン!!

 

毎回恒例になった、塾の「理社マラソン」ですが次回からは学年別の3部制にしないと入りきらないかもしれません。。。

本当にありがたい限りです。

 

 

そんな今日、私の目に気になる記事が飛び込んだので、それに関連した「安定」について書こうと思います。

 

「大企業のサラリーマンが安定?とんでもない。」と言った元大企業勤めの友人の話。

 

 

何度かこのブログでも書いたお話ですが、基本的に「大企業に就職する」というのは、自分の人生を「その企業に賭ける」という要素が強いというのが、私の考えです。

 

基本的に「大企業への就職」というのは、まだまだ「定年まで努める」という意識が前提のように感じます。

(実態は違う、ということではなく、入口の段階で大学生がそう感じている。という話し)

 

そうだとすると、「自分1人ではコントロールできない、企業の業績」が生活の経済基盤を左右することになります。

 

それが「良くない」と言っているわけではありません。

 

ただし、「安定」を求めるならば、「そっちじゃない」と思うだけなんです。

 

 

じゃあ、「安定」というものをどう考えていくか?

 

私の感覚で言うと、「明日、突然のトラブルに見舞われて、いきなり収入がゼロになったとして。今の生活水準を早い段階で回復できる、という感覚」が「安定」の基になると思います。

 

 

何がどう変化するか分からない世の中で、、、

 

今日までやっていた仕事が「どうも、遠からずなくなりそうだ」となる可能性はそこそこ高いはずなんです。

 

そんな時に、

 

「ま、じゃあ他の仕事すっか」

 

と即座に切り替えて動ける状態を作っておくことは、非常に重要です。

(職業を3つも経験した私の感覚としても自信を持って言えます。)

 

次に「そうなるためには、多様な技術・知識に対応できる能力を」となるのですが、中高生に関してはその話しも少し距離感があってリアルじゃないんですね。。。

 

だとすると、中高生にとってリアルな「役立つ事」はなにか?

 

「とにかく多くの事に興味・関心をもって、首をつっこむことは将来的なリスクを分散する」

 

と知ることではないでしょうか。

 

勉強をする。という事が「極めて退屈でつまらない」という感覚は分からないわけではないです。

 

それでも「理系/文系」などというつまらん分類にとらわれず、幅広い知識に触れることはやはり重要です。

 

塾人の1人としては、出来る限りそのハードルを下げてあげたいとは思うんです。

 

 

「安定」って、収入の多寡で決まるものではないはずです。

 

今の生活を支えるお金が継続的に入ってくること。

 

そして、その先が重要ですが、

 

「なぜそのお金が入ってくるのかを理解して、納得している」からこそ安心できるんだと思います。

 

 

会社に入っても、自分が得ている収入ほどに会社に貢献していないと「感じて」いると不安です。

 

いまの会社でしか、自分は価値を出せないと「感じて」いると不安です。

 

 

私が塾生にとっての「勉強」で学んでほしいのは、そういう「感じ方」につながる部分なんです。

 

 

たくさんのお金を稼いでも、常に不安と隣合わせの生き方よりも、

 

自分の収入に不安を感じることなく毎日を楽しめる生き方の方がずっと幸せだと思います。

 

もちろん、これは「清貧」という考え方とも違います。

 

塾生全員にちゃんと「お金を稼ぐ人」になってほしいと思っています。

 

そのために、「お金の稼ぎ方」よりも大切な「学び方」をしっかりお伝えしています。

 

 

最後まで読んで頂いてありがとうございます。