つばめ学院の関口です。
書き始めたブログを全部消して、この話題で書き始めることにしました。
(気まぐれと言えばそれまですが・・・)
勉強における「能力の差なんてない」というお話です。
まず、正直に告白致します。。。
ワタクシ、小中学校の頃は「大層な嫌な奴」でした。
特に先生にとっては「嫌な生徒」だったと思います。
とにかく、大人の言うことにはイチイチ反論していたような気がします。
大人の言うこと全てが「気に入らない」。そんな「ガキ」でした。
いや、本当にガキでした。。。
昔話はわきに置くとして。
私が小中学校の頃に「嘘だ!」と強く反論していた事があります。
それが、小学校の先生が言う
「勉強は誰だってやればできるんだから」
という言葉です。
「一回ですぐ分かる奴もいれば、何度言ったって分からない奴もいる。誰でもできるなんて、バレバレの嘘だよ」
そう、いつも言っていました。
そんな、生意気なガキが30代も後半。いいオッサンになり、塾で何を言うかと思えば。
「いいか、勉強なんて誰だってできるようになるんだよ。能力の差なんて全くない。その事が分からない奴が本当にバカなんだよ。」
とか言うわけです(笑)
では、このオッサン。なんで、一周回って元に戻ったのか。
ちゃんと、ご説明したいと思います。それが、お子さんにとって本当に大切な考え方だと思うからです。
まず、「学習能力の差」ですが、厳密にあるかないか、といえば「ある」。になります。
当たり前の事ですよね。
生まれつき背が高い子もいれば、低い子もいる。
足の早い子もいれば、遅い子もいる。
普通に、「学習能力」にも差があります。これは事実。
で、その先です。
その「差」というのが、実際には無視できるほどに小さいものである事が、本気で分かると何も気にすることなんてなくなるんです。
ちょっと想像してみて頂きたいのですが。。。
「能力がないけど」努力さえすれば、プロ野球選手になれる。 と言えますか?
「能力がないけど」努力さえすれば、プロのピアニストになれる。 と言えますか?
この領域は、正直なところ、なかなか難しいと思います。
でも、勉強はどうでしょうか。
「理解に時間がかかるけど」努力さえすれば有名大学に合格できる。
努力さえすれば、知力を武器としたプロフェッショナルとしてビジネスできる。
これは、可能ですよ。普通にできる。
「勉強できない」と言って悩んでいる中学生がいるとすれば、、、
まずは
・平日に3時間の勉強
・週末は各5時間の勉強
をやりましょう。
その上で、なおも効果がでないようならば、その時に「やり方」や「効率」を考えてみて下さい。
一旦、そこまでやって「全く効果がない」なんて事は、まず起こりえないですから。
全てとは言いませんが、「勉強ができない」と言って悩んでいる子の99.8%くらいは、この事を「やっていない」はずなんです。
でも、この程度の努力って。。。部活に費やす時間とあまり変わりないですよね。たぶん。
「部活と同程度に、自学をやりましょう」
と言っているだけなんです。それで、効果が出るんだから、「能力の差」なんてあってないようなもんですよね。
「できない」と言っている子のほとんど(99.8%)は、「できないという事にしている」だけです。
だって、「自分はバカだから」って事にすれば、頑張らなくても良いんですから。
自分の課題と向き合う事から目をそむけていいんですから。
そりゃ、ラクですよ。
つばめ学院は「その子の可能性」を絶対に諦めません。
というか、現にあるものを「ある」と言い続けるだけです。
なかなか信じない頑固者がいるから、何度でも繰り返すだけです。
「やりゃできるんだって。だから、やれ」と。
なにかうまくいかない時は、必ず理由があります。
「必ず」です。
ここを諦めなければ、絶対に突破口はあります。
塾の先生は、その子の課題に対して「解決策を持っている」わけではありません。
ただ、「絶対にある理由」を探す事を辞めないだけです。
だから、「必ず」解決策を見つけることができるんです。
能力の差なんてありません。
でも、諦めたり、決めつけたりすれば、そこから結果の差は開く一方です。
その事実はあります。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。
コメントをお書きください
ごりんごりんご (火曜日, 05 7月 2016 08:46)
今日は丁度今、私が抱える問題への回答でした。
有難うございます。
ところで「雨を降らすダンス」ですが・・・。