つばめ学院の関口です。
今日は午前中に数検。
午後から「北辰テスト対策」。
ということで、一日中、試験監督をしていました。
ほとんど黙っていたので、明日はテンション高めの理科実験教室ができそうです。
さて、そんな今日は「字をきれいに書く」というお話を書こうと思っています。
お子さんは「字をきれいに書く」という習慣がありますか?
お子さんの通う塾は、ちゃんと「汚い字はやり直し」を命じてくれますか?
特に公立の中学校に通うお子さんをお持ちで、上記の質問がどちらも「NO」であるならば、危機感を持って頂いた方が良いです。
「いつも口を酸っぱくして言ってはいるんですよ!」
というご家庭の声が聞こえてきそうですね。。。
でも、そこで止まっていただきたくはないんです。
「言っている」
のではなく、
「そうせざるを得ない状況」にしなくてはいけません。いま、すぐにです。
少しずつお話を細かくしていきますね。
今日の「北辰対策」で。。。
私は「字が読めない」という理由で、相当数の解答に☓をつけました。
普段の授業でも「読めない」と感じたものは即書き直しを指示します。
この「危機意識」に関して、私はお子さんやご家庭との間に温度感を感じる時があります。
「いつもきれいに書きなさい、と言っているんですけどね。。。」
というお話を聞くことがありますが、おそらく「読めない」レベルの字を書く子は勉強なんてしてる場合じゃないくらいに思って下さい。
字をきれいに書くトレーニングが先です。そして、そのトレーニングは継続する必要があります。
勉強なんて、その後です。
(実際には並行でやるんですが)
今日、私の採点で「字が読めない」と判断された生徒は、普段ならこう言います。
「いつもはこんなでも、試験の時はちゃんと書きます」
と。
そして、今日の「模擬試験」ですらちゃんと書けない子がいる。
普段、書き直しをやらされているのに。。。
なぜそうなるのか?
理由は簡単なんです。
今日の「模擬試験」は、実は正規の実施時間よりも短い時間で実施しています。
休憩時間も少ない状態で行ないます。
つまり、生徒はやや追い込まれた状態で試験を受けています。
そして
「追い込まれると、字は必ず崩れる」
という事なんです。
普段からこの事を意識している子は当然ながら少ないのです。
入試本番で
「適当な字を書けばいいや」
なんて、思っている子は1人としていません。
じゃあ、全員がちゃんと書くかというとそうではないんです。
「追い込まれるから」
ちゃんと字を書くほどに余裕で本番を迎える子は、これまた皆無です。
だからこそ、「崩れても大丈夫」というレベルにまで、普段のレベルを上げておかないといけないんです。
「正解」を書いても読めなければ、採点されません。
勉強よりも先、と書いたのはそういう理由です。
もっと恐ろしい事があります。
「字が汚くて受験で落ちた」
なんて子の話しは聞いたことがないですよね。
じゃあ、聞いた事がないから「いない」のか。
「いる」と思いますよ。
毎年、それなりの人数が。
「読めない」という理由で減点されて、ぎりぎりで合格点に満たない。
それは、普通に起きているはずです。
「知らされない」
というだけです。
高校入試の結果は「合格」か「不合格」だけです。
答案が返却されて、減点の理由が示されるなんて事はありません。
だから
「知らない」だけ
なんです。こんなに大切な事なのに。
「字が汚くて不合格になった子」は確実に毎年いるはずなのに、それを知らされないからといって「いない」ことにはできません。
繰り返します。
人は「追い込まれた時に、必ず字が崩れる」ものなんです。
そして、受験本番は「追い込まれている」ものなんです。
どちらも少し想像すれば誰でも分かる「当たり前の話し」です。
その「当たり前」に当然の対処をしているのかどうか。
こればかりは、学校や塾によって対応が異なります。
もしこれから塾を選べれるのであれば、「我が子の字をきちんと見てくれるか」という事を判断基準にぜひ入れてみて下さい。
見えないけれど、そこにリクスは確実に存在しているのですから。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。
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