必勝法を教えます

つばめ学院の関口です。

 

先日、ある生徒から相談を受けました。

 

今日はそのお話について書いていこうと思います。

 

 

必勝法はない

 

そんなお話です。

 

 

夏期講習の授業が終わってから、ある生徒が相談にきました。

 

「あの、、、先生は私が○○高校に行きたいっていったらどうしますか?」

 

「別に。ただ、行くための方法を考えるだけだけど。」

 

「驚かないですか?」

 

「驚かない。全く。ただ、考えるだけだね。」

 

「それは合格できるってことですか?」

 

「合格できるってことだね」

 

 

まあ、ひどく簡素なやりとりですが、そんな話しをしました。

 

お話は続きました。

 

 

「じゃあ、そこに行くためには、何をどうやっていけばいいか教えてもらえますか」

 

「いまやってるじゃん(笑)それをちゃんとやれよ。」

 

どうもその子の頭の中が違ったほうに行きそうなので、ちょっと丁寧に説明をしました。

 

「ちょっと考えてる事が俺と違う気がするから補足するよ。○○高校に合格する”必勝法”を考えるわけじゃないんだよ。そのための学力をつけるんだよね。そこを間違うなよ。で、俺が考えるのはどうやって、その学力をつけるかって話し。この高校はこの問題さえおさえれば大丈夫、みたいな低レベルな事はしないからね。あくまで、学校別の対策ってのは、学力が十分についた後にやる最後の最後。」

 

 

「必勝法」の発想は、中高生が抱きがちな考えではあります。でもこれってものすごく危険ですよね。

 

だって、「必勝法」でその子が合格したら「どうなってしまうか?」そこをしっかり想像して頂きたいんです。

 

 

きっと「必勝法」に頼るようになりますよ。

 

「必勝法さがし」が始まります。

 

これが最悪のパターンだと思います。

 

 

好きな人ができたら、「恋愛必勝法」を探します。

 

お金が欲しいなら「金儲け必勝法」を探します。

 

人生に疲れたら「対人関係必勝法」を探します。

 

 

そんな生活に嫌気がさしたら、「夢探し必勝法」です。

 

 

笑えない。けど、そういう大人は結構多いです。

 

 

「あれがしたい」「これがしたい」

 

というわりには、何もしない。「いや、ちょっと今はね・・・」

 

きっと信じているんだと思います。どこかに「必勝法」があるんだと。自分は「それ」を見つけていないんだと。

 

 

 

だから生徒には言い続けたいんです。

 

「必勝法はない」と。

 

傷つかずに手に入るものはない。でも、その傷は癒えるし、傷つきにくい柔軟性は手に入る。

 

人はそうやって強くなっていくんだと思います。

 

 

 

中高生のみなさん

 

強い大人になろうじゃないの

 

 

 

最後まで読んで頂いてありがとうございます。

 

 

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コメント: 2
  • #1

    Roger Gruner (水曜日, 01 2月 2017 22:48)


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  • #2

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