つばめ学院の関口です。
今日は「できる」と「わかる」の違いについて書いていこうと思います。
おそらく、この事がこれから先の「学び方」のあり方や、塾や教育機関のあり方を変えていくのではないかと思っています。
まず、大前提として。
「わかる」と「できる」は違います。
これは、ほとんどの方がご理解頂いていることだと思います。
強調したい事はその次なんですね。
「分かる」の先に「できる」がある。というのは誤解です。
もっと言うと、
「教えてもらってから、できるようになる」というのは、少し効率が悪い。
そんなやり方に、世の中が変わってきています。
現場感覚ではっきり言える事ですが、もうすでに勉強について「あれこれ」教える必要はなくなっています。
つばめ学院は「最低限度の事を動画でインプット」します。
で、インプットをしたら後は練習あるのみ!なんです。
頭を動かす行為と、身体を動かす行為は非常に良く似ています。
いくら説明をして、「分かった!」となっても練習しない事には「できるようにはならない」んです。
このあたりも、あまり違和感のないお話かと思います。
「変化」というのはこの後です。
我々はとりまく環境の変化から、いきなり「できる」を狙う事が可能になったんです。
「分かる」の先に「できる」
があるのではなく、
いきなり「できる」を狙うんです。
ちょっとイメージしにくいですよね。
具体的につばめ学院の学びを例にとってお伝えしますね。
生徒は塾長の「動画」で個別にインプットをしていきます。
最低限のインプットが終われば、徹底的に演習です。
演習の強弱は生徒によって変わります。
ここで良く、入塾前に頂くご心配です。
「うちの子は、、、動画だけで分かるようにならない気がするんです」
私のご回答は明確です。
「べつに分かるようにならなくても良いです。演習しながらできるようになって頂きます。できるようになれば、後から理解が追いつくことなんて、いくらでもありますから。まずは、できるようにしましょう。」
もちろん、「ぜーーんぜん分からない」という場合はフォローしますが、そんなのはレアケースです。
「ちょっと分からない」くらいなら、とっとと練習問題をやった方が良い。
で、練習問題にぶつかって、具体的に何がどう分からないかをはっきりさせたうえで、先生にフォローしてもらう。
この方が、はるかに効率の良い学びなんです。
そもそも、、、
野球するのに、ボールの投げ方って習いました?
サッカーで、ボールの蹴り方って習いました?
習わないですよね。
とりあえず、投げてみるし、とりあえず蹴ってみます。
そうしたうえで、「もっと上手になるため」に習うんです。
で、ちょっと習って「こうかな?」と思ったら、また練習。できるまで練習。
これが上達の近道のはずなんです。
いきなり、投げてもいない子に、「うでの振り方」とか「ボールのリリースポイント」教えて理解させたって上手にならないですよね。。。
ながらく、、、「勉強」は効率の悪い方法が主流だったんです。
学校の授業は、どうしても一斉に教えるしかできなかった。
でも今は違います。
環境が変わりました。
個々人に「最低限のインプット」を与えて、すぐに演習。が可能になったんです。
それを経験した事がないのは、我々大人の世代です。
だから大人の方が不安になるのかもしれません。
これからの世代は、「取り扱い説明書」を知らずに、「とりあえずチュートリアル」の世代です。
教育だけが取り残されては、子供の「学び」の効率が犠牲になってしまいます。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。
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