夏の行楽でお子さんに科学の話

つばめ学院の関口です。

 

今日は車で少し遠出をしております^^

 

そんな事もあり、今日は「夏休み特別企画」として、、、

 

「お父さんがお子さんにすると尊敬される(かも)カガクな話」

 

をご紹介しようと思います。

 

 

 

「逃げ水」という言葉をご存知でしょうか?

 

今日のブログでご紹介したような光景を見たことはありませんか?

 

 

夏の直進道路を車で走っていると、遠方の道路が「濡れている」ように見える現象です。

 

カラカラに晴れているはずの真夏日に不思議ですよね。

 

 

是非とも、車を運転しながら、

 

「おっ!逃げ水が見えた。知ってるか?逃げ水」

 

と、お話してあげて下さい。

 

もしかすると、お子さんが感激してくれるかもしれません。

 

 

さて、その逃げ水の原理です。

 

大雑把に言えば、アスファルトの地面が熱くなって、地面付近の空気の密度が低くなることが原因です。

 

なるべく低い位置から見る方が見やすいです。

 

普通の大人であれば、立って歩くよりも車に乗っている方が見えやすいです。

 

お子さんがまだ小さくて、背が低いようであれば歩きながらでも見えます。

 

光の性質として、密度が異なる層の間では「屈折」という現象が見られます。

 

中学校の教科書に載ってます^^

 

そして、夏の地面のように地表付近の密度が低いと「全反射」という現象が発生して、遠方の地面が「鏡」のように光を反射します。

 

遠くに見える「自然の鏡」が「逃げ水の正体」という訳です。

 

 

よく、漫画やアニメでありますよね。

 

砂漠の中などで「み、水ぅ・・・」と言いながら歩く一行の先に「あ!水たまりじゃねいか??」

 

と言って、走って追いかける。

 

そして、その名の通り「逃げ水」はどこまで行っても「逃げる水」というオチです。

 

「あの漫画と同じだよ」

 

なんて、話してあげるとより分かり易いかもしれません。

 

 

まだまだ暑い日が続きそうです。

 

車でお出かけの際は、是非「逃げ水」を探してみてはいかがでしょうか。

 

 

最後まで読んで頂いて、ありがとうございます。