「価値」と「値段」の話

つばめ学院の関口です。

 

3日ほど充電期間をとって、今日から活動再開です。

 

旅先では五感が刺激されますね。

そんな今日は、感覚が薄くなる前に書いておきたい「価値」のお話です。

 

 

「値段」と「価値」は違います。

 

少なくとも、私は違うと考えています。

 

最も大きく違うのは・・・

 

「値段」は誰にでも見えるけど

 

「価値」は見える人にしか見えない

 

という事ではないでしょうか。

 

 

なぜ、旅先でそんな事を考えたかと言うと。。。

 

今回の行く先々で、「価値」を感じる事が多かったからです。

 

 

例えば海水浴場には「海の家」があります。

 

「貸パラソル」もあります。

 

 

そこで、「なんで食事がこんなに高いんだ」とか「なんで、このパラソルのレンタルでこんなに高いんだ」と憤るのは、多くの場合「値段」を見ているんだろうなぁと感じるんです。

 

「値段」は容易に比較ができます。

 

だからこそ、逆に見えるべきものを見えにくくする気もします。

 

街中で食べるラーメンと、海岸で食べるラーメンには大きな違いがあります。

(海でそんなもの食べたくない。という人もいると思います。それも「価値判断」ですよね。)

 

街中では「ラーメン屋」なんて珍しくもないでしょう。

 

でも、海の家って。。。

 

冬場はなにもなかった海岸に、全ての設備を兼ね備えて、期間限定で現れるもの。

 

海で遊んで、身体がまだ濡れたままでも、できたてのラーメンが食べられる。

(大人の場合は、冷えた生ビールが出てくる^^)

 

もうそれって、その時点で奇跡のような話じゃなですか。

 

そんな「奇跡」のようなラーメンに高い値段がついたって、「そりゃそうでしょ」と思うわけです。

 

 

「値段」ばかりに目がいってしまうと、「あの店より安く買えたからお得」「あっちの店はもっと安かったから損した」なんて話しにしかならないと思うんです。

 

むしろ、「価値」を享受し、その対価をしっかり払う。

 

そうやって、「価値ある」とされるものが残る。というのが健全だよなぁと感じました。

 

私は岩井海岸とその環境が大好きなので、訪れるたびに、「できるだけ価値を享受して、お金を払いたい」と思って行きます。

(別に豪遊できるような予算はないですけど。。。)

 

とはいえ、息子にとっても私にとっても、一番印象的だったのは、レンタルボードで遊んだことよりも、「生きた貝」を集めまくって、砂に潜る様子を観察した事です。

 

普段は見ることのできない貝の「動き」に感動しました!!

 

それもまた「価値」のお話。

 

 

海の翌日には、近くの「うやま工房」さんで、日本三大うちはと言われる「房州うちは」の制作体験をしました。

 

こちらは、また別記事に分けてレポートを書きたいと思います。

(いや、本当に「書きたい」んです。だれに頼まれたわけでもなく、この感動を伝えたい。)

 

こちらでは、うちは作り体験の他に、個人的に職人さんが作ったうちわも購入しました。

 

特別値引きをして頂けたので、少し安く売って頂きましたが、3,000円です。一本が。

 

「値段」を見たら、おそろそく高い。

 

だって、うちわ自体は夏祭りでも「無料」でもらえたりするものですから。

 

でも、工房でお話を聞いて、実物を見て、工程の作業を見ると、、、もう「売って下さい!!」となるんですね。

 

職人さんの技術と人柄に惚れ、その人が作った作品を分けて頂きたい。

 

そういう「価値」に対する対価は、「値段」ではないですよね。

 

 

今日はそんな、旅先で感じた「価値」の話を書きました。

 

帰りの車では、「塾の価値はなんだ」という事を考えながらハンドルをにぎりましたが、そのお話もまた別ブログで触れようと思います。

 

今日は長くなってしまったので、このへんで。

 

 

最後まで読んで頂いて、ありがとうございます。