つばめ学院の関口です。
本日も夏期講習が続いていますが、和光市内の公立小中学校は新学期が始まりました。
学校が「始まったばかり」の雰囲気のなか、まだまだ夏期講習の「勉強モード」を解除しない塾生達の熱気は場の空気を支配する圧力があります。
さて、そんな今日の授業での小話です。
(動画を撮り忘れました・・・不覚)
紹介したのは、ミケランジェロの有名な逸話です。
以下、「自助論」より引用
ベネチアの貴族がミケランジェロに自分の胸像を依頼した。彼は10日でその像をつくり上げ、代金として金貨50枚を請求した。貴族は「たかだか10日で仕上げた作品にしては法外な代金だ」と抗議した。だが、ミケランジェロはこう答えた。
「あなたはお忘れになっているのですよ。胸像を10日でつくり上げられるようになるまでに、私が30年間修業を積んできたということを」
引用おわり
さて、この逸話で伝えたい事は何か?
「ちょっと分かりにくいかもしれないけどね。大切な話なんだ。お金って、「価値」に対して払われるものなんだよ。だから、たくさん働いたから、たくさんお金がもらえるってわけじゃない。」
「今日のミケランジェロの話で言うならね。たった10日の仕事で金貨50枚というは、法外な金額かもしれない。でも、彼が言うとおり、その裏には30年にも及ぶ彼の修行、鍛錬があった。どう?今の君たちと同じじゃないか?」
「将来、大きな価値を生み出して報酬を得るのか。それとも、たくさん働く事でしかお金を増やせないのか。そこを分かつために、いまの努力がある。そう思って欲しいな。だって、みんな本当に良くやってくれているから。俺が君たちの頑張りに意味付けできなかったら、嫌だよね。」
みんな、とても良い顔になってくれた事が印象的でした。
別に「金持ちが幸せだ」と言いたいのではないんです。
「価値を生み出す人」になって欲しいんです。
そういう大きな意味が、「今日の努力」にはあるんだと知って欲しいんです。
たった、それだけで取り組み方が大きく変わります。
小話の後には、みんなに声をかけます。
「さあ!今日も金貨50枚を目指して頑張ろうぜ!!」
最後まで読んで頂いてありがとうございます。
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