1億円ゲーム

つばめ学院の関口です。

 

今日はちょっとした「生き方ゲーム」を。

 

今日の授業で話そうと思う事なんですけど。

 

 

想像してみて下さい。

 

 

あなたはラッキーな事に、あるプログラムに参加できます。

 

プログラムの内容はいたって簡単。

 

プランAかプランBを選択して「1億円」をもらう事ができます。

 

では、プランの説明に入ります。

 

【プランA】

あなたが満65歳になった時点で1億円が指定口座に振り込まれます。

以上です。

 

 

【プランB】

いますぐに1億円が指定口座に振り込まれます。

ただし、満65歳になった時点で、使わずに余ったお金と、この1億円で購入した物品は全て回収されます。

以上です。

 

 

さて、どちらを選びますか?

 

生徒たちは何を選び、どう考えるのでしょうか。

 

ちょっと、ワクワクしますね。

 

 

いろんな考え方ができそうです。

 

プランBを選択する人が圧倒的に多いと思いますが、興味深いのはその使いみちですよね。

 

私の個人的な意見としては、物品購入やサービス提供を含めた「経験」に目を向ける事ができると「鋭いなぁ」と感じます。

(別に、正解とかそういうのではなく)

 

おそらくの予想ですが、、、

 

発想が単純な場合、「モノを買うと後で没収されるから、なるべく遊びに使う」とか。そんな感じだと予想します(笑)

 

でも、物を買うのもなにかとアリですよね。

 

フェラーリ買って乗るも良し

 

家を買うも良し

 

リゾートに別荘買って毎年遊びにいくも良し

 

そこで得られる「経験」というものは、それはそれで貴重ですし。

 

サービスだろうが、モノだろうが、その先の「経験」をどう人生に活かすのか。これが本質的には重要だと思っています。

 

 

 

あえて、プランAという選択もありますよね。

 

どうせ65歳まで生きていれば、悠々と暮らせるお金は入るのだから、若いうちの所得をバシバシ使って将来の蓄えゼロで生きるという考え^^

 

ただ、この考えだと少し問題があります。

 

「その時に本当にもらえるのか?」

 

という問題です。

 

「ちゃんと国が保証するから大丈夫」と言われて安心してしまう子は、相当に意識を正した方が良いですね。

 

国を信頼する事と、盲信する事は違いますから。

 

このあたり、やはりあっさり「安心しちゃう子」もいそうで面白い。

 

 

このゲームでのお金の使いみちとして、やはり「経験」を含めた学習投資というのは、なかなか有望な使いみちだと思います。

(いわゆるお勉強に限定する必要はないですが)

 

 

そして、こんなゲームをして「だから何なんだ」という話しですよね。

 

プランBのようにいきなり1億をもらえることなんてあり得ない。

 

確かにそうでしょう。

 

でも、「時は金なり」です。

 

金はなくても時間はあるんです。

 

毎日、34,560秒もの時間が平等に与えられます。

 

 

金で時間は買える

 

し、

 

時間で金は生み出せる

 

はずです。

 

 

そうだとするならば、この34,560秒をいまからでも、プランBの何かに費やして、その先の「経験」を取りにいく事はできるはずですよね。

 

 

そんな事を考えました。

 

 

私が急にこんな事を考えたのは、こんな本を読んでしまったからです。

 

面白いです。

 

 

 

最後まで読んで頂いて、ありがとうございます。