つばめ学院の関口です。
今日は少し「つばめ学院」という塾について書かせて下さい。
つばめ学院は、おそらく「どこにもない新しい塾」なのではないかと自負しています。
今日はその「新しい」という部分を具体的に書いていきます。
【なるべく教えない】
入塾の際に確認する事ですが、「ここには勉強を教えてもらうのではなく、勉強をしに来てください」と生徒に伝えます。
理由は単純です。
「授業を聞いて学力が上がる子は1人もいない」と断言できるからです。
学力が上がるのは、その子が「動いた時」なんです。その時に「良い動き」をしていれば、効率的に学力は伸びます。
「動きが悪い」のであれば、効率は下がります。
教えすぎは、生徒が「動く時間」を奪う行為です。つばめ学院ではその時間を最小限に留める努力を重ねています。
【とにかく観る】
学習塾の「主役」は誰ですか?
もちろん生徒です。
その子の事を「観る」ことなくして、全員の学力を上げることは不可能なんです。
従来のように、講師が話して「分かり易い授業をする」という事。
これに意味がないかと言えば、そうではないですよね。
その事で「なるほど!」と感じて、やる気を出す生徒は必ず一定数います。
だから、決して意味がない。ということにはなりません。
ただし、
そういう生徒「も」いる。という事です。
つばめ学院が目指すのは、「生徒全員の学力を上げる」という事です。
だからこそ、全員を「観る」んです。
どうやって観ているのかは、写真の報告書を見て頂ければ分かって頂けると思います。
毎日、全ての生徒に対しての詳細なコメントをメールでお送りしています。
(別にサービス紹介がしたいわけではないです)
おそらく、これだけの「コメントを書けるほどに全員を観る」を徹底している塾はないと思います。
なぜなら、それを塾の「最優先事項」の置かないと実現できない程の事だからです。
【なにを観る?】
これも重要な点なんです。
生徒の表情?取り組み?正答率?
とんでもないです。
その子の「アウトプット」です。
宿題やノート。これを徹底的に見ます。
これも写真をご覧いただければ分かる通り、塾長が最も多くの時間を割くのは、生徒の「宿題」を観ることです。
宿題はすべて「提出制」ですので、生徒が勉強を進める間に塾長がすべての宿題を観ます。
「やっているか」ではありません。
「どこまで理解しているか?」「何を誤解しているか?」その全ては、子供達の「アウトプット」に集約されています。
入塾間もない子の場合、その「表現方法」を知らない事が多いので、そういった「ノート指導」を重点的に受けることは少なくありません。
自分の書いたノートから、「理解度の全て」を読み取ることができるというのは、生徒にとっては衝撃的のようです。
「あのさ、、、お前の字、すっげー雑なんだけど。俺、読むの大変だよ。」
「すいません。。。あ、でも自分では読めるんですよ」
「ホントかよ(笑)」
「いや、本当に自分では読めるんです。」
「ぷぷ。嘘だね〜」
「え?」
「じゃあ、質問ね。宿題にある、この1の(2)だけど、なんで間違えたの?」
「いや、それは、、、ちょっと急いでやってしまったので計算ミスしてしまったんです。」
「はい、それも嘘。お前、分かってない」
「???」
「次の質問。じゃあ、この計算式の2行目のこの数字は何?」
「これは、、、”6”です」
「そうだね。その通り。では、3行目。この数字は?」
(この時、数字1文字以外の全てを私が手で隠します)
「。。。えーっと、すいません。これ、汚いですけど、これも”6”なんです。」
「そうだね。”6”だよ。きっと。でもさ、4行目の計算をみてみろよ。なんでこんな数字になる?本当にお前が言うとおり、汚いけど”6”なら、絶対にここで計算は間違えないはずなんだよ。で、俺の仮説はこう。お前さ、自分でこの字を”0”と見間違えてないか?そうすると、全ての辻褄が合うんだよ。ここが0なら、その後の計算が全て合ってる。」
「あ、、、」
「俺が言いたいのは、いっこだけ。お前は自分の字が汚いと自覚しているけど、読めてる気になってるだけ。実際、こうやって自分で見間違えて間違えている。これは、ほんの一部だと思うよ。」
「はぁ」
「そして、定期試験や検定試験、そして入学試験。こういう試験は時間との戦いだし、緊張もするから字は崩れる。だから、崩れてもしっかり読める字を書く練習を、いま余裕のある時にやることが、いまの君に必要な事なんじゃないの?」
つばめ学院の「指導」の本筋はここにあります。
「分かった気になった」
「できると思っていた」
そんな曖昧な事で「全員の学力を上げる」ことはできません。
だからこそ、生徒の「アウトプット」という決して嘘のつけないファクトをベースに指導を進めるのです。
「うちの子にあう塾」を探しますか?
それとも
「塾生全員の学力を上げる塾」を選びますか?
最後まで読んで頂いてありがとうございます。
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