手順を無視すると「価値」も見えなくなる

つばめ学院の関口です。

 

本日は「手順」のお話です。

 

私はほとんど毎日、近くのセブン-イレブンで水一リットルと、ブラックコーヒー2缶を購入しています。

 

はい。。。塾生から「先生は水とコーヒーだけで生きてる」と言われるゆえんです。

(どっちもカロリーないけど)

 

 

 

コンビニって店員さんのオペレーションが決まっているんですけど、これを徹底する人とそうでない人に別れますよね。

 

「あ、この人感じがいいな」と思う人って、基本的にオペレーション(手順)に忠実。

 

そのうえで、いろいろと気配りをしてくれます。

 

私の場合、「ナナコカード」で買い物をするので、おそらく正規の手順は「決済→レシート渡し→商品渡し」の順番なんでしょう。

 

レシートを先にもらうと、私の方はナナコの残高を確認しながら、店員さんが袋詰している作業を待つことができます。

 

双方にとって、メリットがある。

 

けど、手順を無視する人は、現金決済と同じように、商品渡しの後にレシートがやってくる。

 

これだと、ダメじゃないけど、面倒な時は残高を確認し忘れたりします。

 

 

 

別にコンビニの手順について、ちまちま文句を言いたいわけではないのです。

 

はっきりしているのは、手順を無視している人は、目の前で「ナナコの残高を確認」する事によって待たされている感もなく、袋詰を待つお客さんの姿を知ることがないんです。

 

つまり、手順を無視するがゆえに、「手順が持つ価値」を知らない。

 

 

つばめ学院の指導でも手順を重視します。

 

手順を守る子は確実に学力が伸びるのは早いです。そして、ある段階では手順にこだわらない「オリジナル」になります。

 

 

具体的に書きますね。

 

 

塾での「正負の数:割り算」の手順では。。。

 

1.割る数を逆数にして掛け算になおす

 

となっております^^

 

 

そして、演習問題は簡単な問題から始めます。

 

特に「算数・数学が苦手で・・・」というにも関わらず

 

8÷(-4)

 

をいきなり、-2と書いて終わりにする子が多いのです。

(数学がバリバリに得意な子は、まあどっちでもいいですけど)

 

 

手順に従うなら

 

 8÷(-4)

=8/1×(-1/4)

=-2

 

となります。

 

これを「どっちでもいいじゃん」といって手順を無視して、逆数をつくる癖をつけない子を間違えさせるのは簡単です。

 

(-8)÷(-3/4)×5/2

くらいで、さっくり間違ってくれます。

 

 

簡単な問題で手順を身に付け、次の問題くらいで「価値」に気づきます。

 

ああ、ここが間違えやすいところなんだ

 

と感じるのです。でも、それがない子は。

 

「最初の問題は簡単だからできますよ。次のは。。。ちょっとミスしちゃったんです」

 

という弁解になります。

 

知って頂きたい事は、これは「能力」の問題ではなく、「構造」の問題なんです。

 

どうやって「勉強するのか」という「仕組み」の問題です。

 

この「仕組み」をまったく意識しないと、「計算ミスが多くて・・・」という悩みをずっと抱えます。

 

・もっと落ち着いてやる

 

・ちゃんと見直しをする

 

・途中式を(無駄に)多く書く

 

をすれば、計算が正確にできるようになるという、ファンタジーの世界に飛び込んでいきます。

 

 

手順を意識すると、現実的で無理のない上達ができるようになるんです。

 

 

最後まで読んで頂いて、ありがとうございます。