「やりたい!」を引き出す仕事

つばめ学院の関口です。

 

当塾の特徴かもしれませんが、、、

 

新しく仲間に入ってくれた先生が初期の段階で、ほぼ確実に注意される事があるんです。

 

「説明しすぎ」

 

という事です。どの先生も優秀な人財ばかりなので「説明は短く、時間を使わない」という、つばめ学院の大原則を理解していますが、「言うは易く行うは難し」です。

 

どうしても、「もう少し分かった方が良いかな」を言いたくなるんです。

 

そして、私に制止される。

 

 

なぜここまで「説明しすぎない」にこだわるのか。

 

 

今日はそれについて書いていこうと思います。

 

 

どのご家庭でもご理解頂けると思うのですが、、、

 

 

どんな子も、「分かりそうだな」と思った瞬間には「やりたい!」と思うんです。

 

そう

 

「分かった!」では遅いんです。

 

その子の「やりたい」を引き出すタイミングとしては。

 

 

「分かりそう」「できそう」

 

この感覚を感じた瞬間にすっと身を引く。

 

これを連続すると、生徒によっては「忘れかけていた感覚を取り戻す」ように表情が変わっていきます。

 

誰もが、みな等しく持っている「好奇心」があるんです。

 

 

だから、「できそう」と思った瞬間に「やってみる」のが一番です。

 

やったけど分からんかった

 

やったけど間違っていた

 

それで良いんです。そうしたら、どう違っていたか、一緒に考えますから。

 

 

「きっと、今やらせると、こう間違えるだろうな」と思いながらも、やってもらう事も多いです。

 

そして案の定、間違える(笑)

 

そうやってやる事が「主体的に学ぶ」という事なんだと思っています。

 

 

なんとなくの「常識」にとらわれていると、、、

 

「もう少し説明しないと、次で間違えるから」と思って親切心から教えてしまいます。

 

でもそれって、私からすると「ネタバレ」なんです。

 

ミステリー小説の犯人を教えているようなもんです。

 

毎回、毎回、小説の犯人とトリックをべらべら喋って、、、、「いや、これは非常に面白い作品で」

 

とか言われても困りますよね。

 

そりゃ、あんたは楽しんだからいいけどさ。と、言いたくなります。

 

 

つばめ学院では、「勉強のネタバレ」を一切致しません^^

 

「あ、いけそう」

 

という空気を察して、すぐに身を引く技術。これが当塾のスキルの1つです。

 

打っては引き、打っては引き・・・

 

相手がどんどん打ちたくなる状況にもっていくのです。

 

 

そうやっていれば、講師も生徒も楽しいですよね。

 

この教室では、ほとんどの時間が無音です。

 

それでも、講師と生徒のアツい駆け引きがつねに展開されているんです。

 

 

最後まで読んで頂いてありがとうございます。