問題のステップ、学びのステップ

つばめ学院の関口です。

 

今日のお話は、

 

「問題のステップと学びのステップ」についてです。

 

実は、私がこの事を明確に意識し出したのは「つばめ学院」を開校した後の事なんです。

 

それまでは、あまり「学びのステップ」を意識してきませんでした。

 

 

では、具体的にご説明していきますね。

 

まずは「問題のステップ」です。

 

これは、ほとんど全ての塾で意識されている事だと思います。

 

 

例題ができると、基本問題をやる。それができれば、応用問題A→応用問題B、、、という感じです。

 

生徒ができる問題を増やして、少しずつ問題の難度を上げていくというもの。

 

これをやらない塾は世に存在しないと言っても良いくらいではないでしょうか。

 

 

では、次に「学びのステップ」です。

 

これの入門段階では、「全て教えてもらう」というところからスタートします。

 

全部を教えてもらわないとだめ。

 

教えてもらっていない問題がでたらすぐに「分からない!」となる状態です。

 

 

少しレベルが上がると、自分で以前にやってものから類題を探してきます。

 

そして、類題を見比べてなんとか答えを作ろうとする。

 

 

さらにレベルが上がると、類題をベースに自力で「ひと工夫」を加えるようになります。

 

そうなると、つばめ学院では最初の大きな関門を越えて、次のステップに入ります。

 

 

問題集と解答解説を渡して、自分で進めさせる。というものです。

 

「人に助けてもらう」を卒業して、自分で解いて、自分で「解説を読む」という事ができるようになります。

 

こうなると、その子がこなせる量は爆発的に増えます。

 

なにせ、分からなくても「自分で読んで解決」することができるようになります。

 

そして、「解説が分からない問題だけ」を質問するようになります。

 

「先生、この2行目までの説明は分かる。で、なんで3行目になったとたんにこれが出てきたのかがさっぱり分からない」

というレベルの質問ができるようになります。

 

 

この一連の「学びのステップ」を、意識的に発展させようとするのが「つばめ学院」の指導です。

 

塾に来て、自分で目標を決めて、勝手に勉強し始める。

 

順調な限りは何もいわず、何も求めない。

 

そういう「来る意味あるの?」と言われてしまいそうな状況を、最終目標に据えています。

 

そして、そいういう最終段階に達した生徒ほど、「もしも」に備えて塾に毎回欠かさず通ってくれます。

 

 

どの塾でも「問題のステップ」は意識しているはずです。

 

では「学びのステップ」は意識して育ててくれますか?

 

それが、お子さんの将来にとって決定的に重要な要素になるのではないでしょうか。

 

 

最後まで読んで頂いて、ありがとうございます。