つばめ学院の関口です。
今日も試験結果について書いていこうと思います。
当たり前の事ですが、試験の点数というのは「上がったり、下がったり」するものですよね。
このあたり、「単純増加グラフ」のような右肩上がりを狙って、少しでも点数が下がると一気に落ち込む。。。
というのは、たいそう意味のない事だと思っています。
凹んだって、得るものなんてないですからね。
大切なのは、「結果が出た後」なんです。
そう、「振り返り」というやつです。
今日の授業で「振り返り」のやり方を説明しましたが、この「振り返り」を効果的にできていないケースというのは本当に多いのです。
今回は、つばめ学院が推奨する「振り返り」の考え方をお伝えします。
【前提】
まず前提として必要な事は、「感情」を切り離す事です。
「あーできなかったぁ。。。」という思いは捨てなければなりません。人は感情的になればなるほど、理性が抑制されます。
ひどいケースでは、「見たくもない!」と言って答案を封印してしまう子もいます。これではみすみす宝を捨てるようなものですよね。
【悪かった点の振り返り】
まずは、もっとも意識が向きやすい、「悪かった点」です。
「何がどうなっていれば良かったか」をできるだけ、具体的かつ細かく見る事が肝要です。
例えば、「計算問題の2問目はケアレスミスなので、次回は気をつける」ではダメです。
「計算2行目の(-3)は(+3)でなくてはいけない。これは、カッコを省略した事に原因がありそうだ。当面、自信がつくまではカッコを必ず全て書く習慣を付ける」
ここまで振り返ってもらうと、次につながる有効な情報を得ることができます。
【良かった点の振り返り】
これは見落とされがちなんです。
「今回の英語は、マジ良かったー!次回もこの調子で頑張る!」
なんて振り返りが往々にして行われます。
全く意味がないです(笑)
良かった点の振り返りポイントは「再現性」です。
「今回の英語は、試験範囲の教科書本文について全て書けるくらいに読み込んでおいた。結果として、読解や並べ替え問題で悩むことがなくなった。」
というレベルまで落とし込んでおくと、時間も「また同じようにやる事」をしっかり定めることができます。
この、「変える事」と「またやる事」を明確に定めて繰り返す。
こういう事を繰り返す子が、学力だけでなく、より実用的な能力を伸ばすことは容易に想像がつくと思います。
何も考えずに「点数が上がった」なんてのは、ラッキーでもなんでもなく、明らかに不幸です。
振り返りもせずに、毎回、「頑張る」の言葉のもとに漫然と試験に向かうのは、運任せです。
しっかりと戦略的に、そして、「頭を使って行動するとはどういう事か」それを学ぶのも、つばめ学院で学習をして頂く大きな目的の1つだと自負しております。
最後まで読んで頂いて、ありがとうございます。
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