ゴールを設定する

つばめ学院の関口です。

 

昨日の教室のお話より、「ゴール設定」に関する話を書こうと思います。

 

多くの子が意識せずに漫然と勉強をする事が多いようですが、私はこの「ゴール設定」の重要性を非常に大切に感じています。

 

さて、

 

先日「電通」に強制捜査が入りました。

 

お話の入口はそこからに致します。

 

「ホリエモンがさ、”強制捜査入ったら、誰か逮捕者がでるぞ”って言ってた。ホリエモンが言うと説得力あるよね(笑)」

 

 

なんて話します。ホリエモンは知らなくても、「逮捕者」というキーワードはなぜか中学生の関心を引くようです。

 

 

そこで思うんです。

 

おそらく、強制捜査を実施する側からすると、「漫然と調べる」という事はしないはずなんですよね。

 

いくつかのパターンを想定して、「こういう証拠を見つけて、こうやって立証できれば良い」というだいたいのゴールを設定して、「それ」を見つけるために捜査するはずです。

 

電通の隠れ残業であれば、、、

 

当然、勤怠管理システムは見るでしょう。

(虚偽の報告がされていると想定されるもの)

 

そして、例えば「18:00退社」となっている社員のメールをチェックする。

 

その社員が18:00以降にメールを送信した履歴があれば、「退社」後に業務をしている可能性は高いです。

 

と・・・

 

実際にどうやって調べていくかは知りませんが、生徒に伝えたかったことは、「大人が仕事で頭を使ってやる”ゴール設定”とはどんなものか」ということです。

 

必ず「ゴール」を設定して、そこに向って行動するのが大人の仕事です。

 

では、勉強はどうか。

 

 

例えば、期末試験。

 

5教科の合計で350点をとりたいとします。

(このレベルのゴールすら設定しない子もいたりしますが^^;)

 

どうやってとるのか?

 

まず、5教科で割りましょう。

 

国語 70点

数学 70点

英語 70点

理科 70点

社会 70点

 

 

はい。これで350点の完成です。一応は。

 

そして、これをまじまじと眺めます。

 

「理科はちょっと苦手だなぁ。。。」

 

となるのであれば、下方修正します。

その分、国語を頑張ることにします。

 

 

国語 70点→80点

数学 70点

英語 70点

理科 70点→60点

社会 70点

 

もう一度、眺めます。

 

「国語で80点って、何をやったらそう出来るんだ?」

 

ちょっと不安になってきました。

 

「英語だったら、単語と表現を全部覚えて、教科書何周も音読していけばもっと伸びそうだ」

 

と思えば、国語と英語を修正しましょう。

 

国語 70点80点→75点

数学 70点

英語 70点→80点

理科 70点→60点

社会 70点

 

そして、この「ゴール」に対して勉強のスケジュールをたてていきます。

 

英語は「80点のため」の勉強

理科は「60点のため」の勉強

 

ということになります。自ずとやることは変わってきますよね。

 

英語はワークをやれば良いという事では済まないでしょう。

 

単語・表現を全ておぼえるのは当然として、前日に「一気に全てを再確認する」という事も必要かもしれません。

文法理解は言わずもがな。

 

他方、理科に関しては60点が目標なので、暗記が得意な子であれば第2分野に注力して暗記ものを勉強の中心におくというような方法もあると思います。

 

 

この「計画の細部」はどうでも良いのですが、大切な事は「ゴールがないと何も始まらない」という1点です。

 

ゴールが明確であれば、それを細かく具体的に砕いていけます。

 

ゴールがなければ、「前より頑張る」という、何をするのか分からない根性論に終始します。

 

 

お子さんは「気合」で点数を上げようとしていませんか?

 

 

最後まで読んで頂いてありがとうございます。